年度末になってくると、受験や卒業や進学・就職など
春のイベントが目白押し
の季節になってきます。
ぼちぼち2月も半ばですので、特に卒業を控えている大学生のお子さんをお持ちの親御さんは
引っ越し準備はどうしよう
と考えておられる時期かと思います。
今回は、私の生の体験談をご紹介します。
大学卒業と引っ越し
私は息子が隣県の大学へ進学しておりました。隣県と言っても車で3時間弱かかるので、おいそれと出かけるわけにもいきませんでした。
何しろ男の子なので、引っ越しの準備どころか
部屋の掃除や片付け
もどこまでできているか怪しいものです。
大学1年生の頃ですが、息子の部屋に行くと必ず掃除することから始まりました。
「誰か掃除してくれる彼女でもおらんのか?」
と言いたくなりますが、親バカなのでそれでもせっせと部屋の掃除をするんですね。
で、あちこちからペットボトルが出てくるんです。1個や2個じゃありません。10個とか20個とかの単位です。
そんなこともあったので、卒業が近付くにつれて特に女房は引っ越しのことを心配していました。
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スケジュールをたてる
就職は決まっていましたので、あとは無事に卒業できればそれでよいのですが、入学と卒業は大きく違います。特にアパートに関して言えば
この日までに出て行ってくれ!
と言う日が決まっています。
私の場合、大家さんに確認したところ3月25日まで退去する必要がありました。
卒業式は3月23日でした。そこで考えたスケジュールは
3月24日に退去する
でした。
それを確認したのが1月下旬でしたので、逆算して行くとあまり日がありません。しかも、息子は2月の連休にスキーに行くとか、3月の卒業式間際の連休に卒業旅行に行くなどの予定がありましたので、放っておいたら引っ越しは不可能な事態になることは明らかでした。
そこでやむなく
卒業式までの土曜・日曜は息子の部屋に行って片付けをする
と言う、何とも甘やかした方針でした。まぁ、やれと言っても限界がありますし、リスクを減らすにはこれしかありませんでした。
毎週部屋を片付ける
2月に入ると、週末は息子の部屋に行きました。必要なものや不要なものは分けるように言っておくのですが、それもあまりやってありません。捨ててよいのか悪いのかわからないことも多いですが、とにかく確実に捨ててよいものから処分します。また、衣類などは夏物など不要なものを自宅へ持ち帰り、少しずつ荷物の量を減らして行きました。
とにかく処分する
あれこれ考えていると片付けが進みませんので、とにかく処分することが大事です。引っ越し間際まで使う物は仕方ないですが、特になくても何とかなる物は買い取りサービスで引き取ってもらうか、友人や後輩にあげるなどで、荷物の量を減らすことを第一に考えます。特に、家電や机などは就職後に使うか使わないかで変わりますが、少なくとも4年間は使った物ですから処分した方がスッキリして良いと思います。
単身パックで間に合わせる
こうやって、毎週片付けや処分を繰り返すことで息子の部屋の荷物は引っ越し屋さんの
単身パック
に収まるだろうくらいにはなりました。やはり、本格的な引っ越しを頼むと時間も費用もかかります。ここは単身パックが一番安上がりですし、業者さんが来て作業する時間も短くて済みます。
引っ越し屋さんには事前に予約する必要がありますし、荷物の量や来てもらう時間などを大まかに伝える必要がありますが、来てくれる時間は予め頼んでもその通りにならないと思った方が良いです。みんな同じ日に引っ越ししてたりしますからね。
なので、ある程度めどがついたならば、引っ越し屋さんに
「いつでも作業できる状態なので、できればすぐに来てほしい」
と催促の連絡を入れることをお勧めします。催促してもすぐに来るとは限りませんが、ただ約束の時間を待っていてもなかなか来てくれませんので。
契約の確認
作業自体は何とか無事に終わりました。アパートの部屋の確認や原状復帰の費用や責任分担など、いろいろ面倒なことも契約上はありますので、できれば事前に済ませておくか大家さんと交渉しておくことをお勧めします。私の場合、息子が壁を破っていたのですが、それ自体は息子が自分で大家さんと交渉して退去時に支払うことになっていたので、大きな問題もなく無事にアパートを引き払うことが出来ました。
まず何もしてくれないと思え
立派に育てられたご子息ならばそんな心配は不要なのかもしれませんが、私の息子の場合はハッキリ言って
まず何もしてくれませんでした
と言っておきます。
まぁ息子の名誉のために言い直すと、多少は片付けももちろんやってくれたのですが、こちらが考えているようなスケジュール感で動いてはくれませんし、基本的には自分の都合優先で作業することになります。ですので、引っ越し前日はパニックです。あれだけ事前に片付けて、荷物を減らしたはずなのに、最後まで使った物(食器とか日用品とか)を片付けると結構な量になります。
それを最後の力を振り絞って?片付け作業をするのです。
それがあったからこそ、無事に終わったと思います。同じアパートの友人は全く手つかずの状態で、大変なことになったと後で息子が言ってましたから、そうならなかったのは親としてホッとしたところです。
卒業を控えた大学生のお子さんを持つ親御さんには言いにくいですが、もう片付けや引っ越しの準備をするべきです。私のように毎週行けるような環境じゃないかもしれませんが、何日か時間を取って一緒に片づけをする日を作るべきだと思います。
甘いと思われるかもしれませんが、それが一番「自分が安心できる」と言うことなのですかね。