朴大統領の弾劾によって政治的に混乱している隣国の韓国ですが、保守派が朴大統領の後継として期待していた
史上最悪の国連事務総長
と揶揄された潘基文(バンキムン)氏が、大統領選に立候補しない意向を固めました。
また、対馬の仏像を浮石寺に直ちに返すよう判決を下した韓国司法が、その執行中止を認めて
結局のところ仏像は当面(控訴審が決着するまで)韓国政府が管理する
と言うことになったらしい。
このような一貫性のない決定がまかり通るかの国ですが、そのような判断に至るロジックを考えてみたいと思います。
全ては自分(自国)中心
今さら感も漂いますが、まず根底に
自分中心・自国中心=中華思想(小中華思想)
というのがあると思います。自分たちが一番だと言う考え方ですが、その表れに一つに
韓国起源説
があると思います。自分たちは優れた民族なので、下等な日本に植民地にされたのは屈辱以上の何物でもないのですね。
そんなことを踏まえながら、潘氏と仏像の件を見ていきましょう。
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自責がなく全て他責である
潘氏の大統領選出馬断念報道を見ると、次のような内容になっていました。
- 「名誉に傷が付いた」
- 「人格殺害に近い攻撃」
- 「政治をするには優しすぎたためやめた」
これ全てご本人が語った内容です。自分が被害者であることをことさらに強調するような話ばかりですね。少なくとも韓国の方は潘氏の国連事務総長としての経験と国際感覚に期待し、大統領候補にしたいと考えていたと思うのですが、そこには信念も決意もなにもない哀れな言い訳だけがありました。
特に、潘氏を追い込んだのは事務総長時代に日韓慰安婦合意を「評価する」と答えたことだと言われますが、それについて評判が悪いと見るや
「合意内容を評価したのではない」
とか
「少女像の撤去が10億円拠出の条件になっているのだとしたら考え直さなければならない」
などと、その場しのぎの対応に終始してしまいましたね。いかにもかの国の方です。
とにかく自分が悪いのではなく、誰か他の人やマスコミなどが悪いのです。
もう、韓国の主張する問題は全部同じ論法ですよね。
世間の評判が悪い
一方、仏像判決の件も見てみましょう。
意気揚々と判決を下したまでは良かったものの、正義の判決だったつもりが
「それっておかしいんじゃないの?あり得ないよ!」
って周囲(国際社会はもちろん、韓国国内からも)から言われてビックリ仰天!
幸か不幸か控訴した政府側の検察が、仏像を浮石寺に返さないように中止手続きをしたのが認められて、判決は出たものの仏像は政府管理のままって言う状況になりました。
そりゃそうですよね。十分な証拠があって立証されたのならば説得力がありますが
「その頃、倭寇がよく来ていたから盗まれたとするのがしっくりくる」
みたいな曖昧な話でことを済ませてるんですから。しかも裁判所がですよ。
客観的な視点で物事をとらえるべき裁判所までもが
ろくな証拠がなくとも事実認定する→捏造する
ことがわかってしまったのです。
判断基準は世論や人気
これだけを見ただけでも、かの国で物事を判断する基準になるのは
世論などの人気
だと言うことです。ですから、今の判断が今は受け入れられても、来年や5年後、10年後に受け入れられるとは限らないきわめて
不確かな基準
となっているんですね。そして、それを認めている社会なんです。
本来、司法のすべきことは法に則って粛々と判断を下すこと。600年だか700年だかの昔に盗まれたかどうかの事実関係なんてどう考えても立証のしようがないのは明白であるにもかかわらず、それを判決で認定するなどあり得ない。かの国の司法では
ってことを主張していますが、そんな不確かなことはありえません。ましてや遡及してまで正すなんてのは事後法の最たるものです。
人気取りに失敗した
結局のところ、潘氏にしろ仏像判決にしろ、絶大なる国民の人気を得られると思っていたのですが
実はそれに失敗してしまった
ことにより、あわてて取り繕ったのが今回の出馬断念や仏像の政府保管なのですね。もう、一事が万事この調子なのです。
- 自己中で自分は被害者で相手がすべて悪くて、でも客観的な証拠はないけど事実とわめき散らす
- 一度決めたことも後から簡単に覆す
韓国と言う国の思考と言うのは、結局のところここに落ち着くのですね。何から何まで全部あてはまる気がします。
保守派の後継候補がいなくなってしまいましたので、ますます左派で親北・親中勢力の大統領になる可能性が高くなりました。やはり近いうちにレッドチーム入りするんでしょうか?見ものですね。
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