北陸新幹線が開業してもうすぐ2年を迎えようとしている富山駅。
富山駅周辺の高架化事業は今も工事が進行中で、2022年完成まで長い時間が必要です。あいの風線の下り方面高架化も終わっていない状況ですが、気になるのは
地鉄(富山地方鉄道)の高架はいつ?どうやってやるのか?
ってことです。
電鉄富山駅も高架化
北陸新幹線が開業して2年を迎えようとしているのに、富山駅周辺はまだまだ工事が盛んにおこなわれている状況です。富山駅の南北一体化構想が実現するには、まだ時間がかかりますので富山駅を利用する利用者からは
- 不親切な駅だ
- 使いにくい
- こんな動線の悪い駅は見たことがない
など不満の声も多く聞かれます。そりゃそうですよね。高架化されて初めて当初の目的が達成される訳ですから、今はまだまだ未完成であり
工事中
なのですから。しかし、もっと早く何とかならなかったのかと今さらながらに思いますが・・・。
そんな中でも、富山地方鉄道の電鉄富山駅も高架化される予定ですが、現在はまったくの手つかず状態です。一体いつから工事が始まるのでしょう?
Sponsored Link
着工は最後か
富山市のHPに手順が掲載されているので改めて確認すると
地鉄のことは施工方法には一切触れられていません。確かに現在の電鉄富山駅から稲荷町駅間を高架化する計画になっています。
新しい電鉄富山駅は2面3線のホームになるようです。
地鉄の高架化は一番最後になるのでしょうね。まずは南北を通すためにあいの風線を完全高架化してライトレールと市電を接続することが最優先なのでしょう。地鉄の高架化が遅れたところで南北一体化の影響はありませんからね。
どうやって高架化?
ここで疑問です。では、どうやって地鉄の線路を高架化するのでしょうか?
電鉄富山駅と稲荷町駅間で仮線を設置するようなスペースは見当たりません。しかもこの区間は地鉄唯一の複線区間です。
うーん・・・。疑問だ。
それを解決するのが
直上高架方式(ちょくじょうこうかほうしき)
と言う工法なんだそうです。
読んで字のごとく、今走っている線路の上にそのまま高架を作ってしまうと言うのです。
手順は
- 既設線路上に高架を建設する
- 高架で営業を開始
- 旧路線を撤去
となるらしいです。この方法であれば
- 仮線が不要なので用地取得などが要らない(または最小限で済む)
- そのまま営業しながら高架化ができる
と言うメリットがあります。ただし、電車が走っているところで工事をすることになるので
- リスクが高い
- 日中の工事は制限される
などのデメリットもあります。
ただ、この工法は京急が京急蒲田から羽田空港線を高架化した際に用いた(編み出した?)工法で実績もあり、現在では多くの鉄道高架化で採用されているようです。
でも、2面3線だと朝夕のラッシュ時に電車が停留できるのでしょうか?稲荷町から電鉄富山へ向かう途中での信号待ちが増えるんじゃないか?と心配になってしまいますが・・・。
いずれにしても、これも2022年まで待たなければ全貌を見ることはできないわけなので、今はただひたすら待つのみ・・・と言うところでしょうか?
工事が安全・迅速に進捗することを願うのみですかね。
関連記事