臨時国会が始まって論戦も始まっていますが、ニュースなどを見ると
民進党はやっぱり蓮舫代表になっても変わらない(変われない)な
と言うことを改めて感じましたね。
解散総選挙受けて立つ
蓮舫代表は与党が1月解散に向けて動いていることを受け、「いつ解散があってもいいように体制を整えている」と受けて立つ姿勢を示しているとされます。
そして、その際に標榜する政治の方向性は
- 中道政治
とのことです。
中道政治とは
- 右派や左派あるいは保守や革新のどちらにも偏らずに中正の政策を行う政治
のことですが、平たく言えば
- 左翼:進歩主義、社会自由主義、社会民主主義、社会主義、共産主義、アナキズム
- 右翼:保守主義、反動主義、王党派、国家主義、ファシズムなど
- 中道:左翼、右翼に属さない中正
と言うことです。でも、その割には左に傾いた人が大勢いる気がするんですけど気のせいでしょうか?
これを見るだけでも蓮舫代表は党の掌握にまったく目が向いていない気がします。ただでさえ寄せ集めの民主党が名前だけ変わって、若干右寄りの人たちも加わっての民進党です。もとは社会党や民社党などの左勢力と、小沢さんの自由党などの右寄りのごちゃまぜ政党です。それ故に、今まで党の方向性がまったくと言って良いほど統一できなかった要因ですし、考え方が違いすぎてまとまらないのです。
そんな人たちを抱えながら「中道政治」と言っても無理でしょう。平均すれば中間になるのかもしれませんが、思想信条は平均化できませんからね。妥協点も真ん中が良いと考えたかどうかはわかりませんが、そうだとすれば
安易すぎる発想
でしょう。これで党内がまとまるはずがないでしょう?
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党内支持も風前の灯
蓮舫代表の党内基盤ももはや崩壊しつつあります。代表選挙で支持してくれた勢力が党内人事に不満を抱いて離脱しているそうですからね。
まぁ、幹事長が野田元総理ではダメでしょうね。民主党崩壊の超A級戦犯ですから。私の予想した論功行賞人事よりも幼稚な
お仲間人事
にしてしまったのですから反発されて当然です。
蓮舫代表自身の二重国籍問題もまだまだ尾を引きそうですし、それによって党内事情が変化することも考えられますし。
有権者の目
私たち有権者の目からすれば、国会での代表質問で
「批判ではなく提案する政党」
を標榜しておきながらの批判の嵐では評価のしようがありませんし、あきれてものも言えないくらいです。
良い例が
「自民党の憲法草案を撤回しなければ議論ははじめられない」
と言うこと。
物事を決める時にたたき台は必要でしょう?それをなしにいきなり白紙から議論するってのも乱暴な話です。自民党の草案が気に入らないなら民進党の草案を作って持っていけば済む話です。そこでいろいろ違いが見えてくる訳ですから、それについて議論を深めてより良い憲法にしてもらえばいいんじゃないでしょうか?
言うことなすこと「幼稚」なんですよ。だから誰も民進党に期待しないんです。
選挙の結果はどうなる
もし、来年1月までに選挙があった場合には民進党はどうなるか?
現在の各会派勢力(平成28年9月26日現在)は
- 自由民主党・無所属の会:291
- 民進党・無所属クラブ:96
- 公明党:35
- 日本共産党:21
- 日本維新の会:15
- 生活の党と山本太郎となかまたち:2
- 社会民主党・市民連合:2
- 無所属:11
- 欠員:2
となっています。いくら蓮舫代表になったからと言っても、現行の96議席を維持するのは無理でしょう。下手をすると半減するくらいの打撃があるかもしれません。参議院選での野党(野合)共闘が評判悪かったですからね。今回も協力するみたいなので、同じ轍を踏まないようにしてもらいたいものですが、それも無理でしょうかね?
18歳からの新しい有権者も与党寄りと言うことがわかっていますので、このまま解散総選挙となれば自民は300議席超えの圧勝となり、民進党は大幅に議席を減らす大打撃となりそうな気がします。
民進党に代わって躍進するのは維新じゃないか?と思いますけど。
いずれにしても、威勢のいいのは掛け声だけの蓮舫代表。このままではせっかく党で1番になったのに、すぐに2番どころかずっと下まで落ちてしまう(鞍替えで落選?はさすがにないか?)ことになりますよ。