第24回参議院議員通常選挙が7月10日の投票日に向けて選挙運動がスタートしました。
与党と安倍首相はアベノミクスの継続など、これまで進めてきた政策の継続を訴える内容になっています。
一方で、野党は共産党を中心とした1人区の選挙区における共闘に出ており、その大義名分は
- 安保法制の廃案
- 安倍政権の暴走を止める
と言うことらしいですが・・・。
野党は安倍総理を阻止できるか
お互いの政党綱領を無視?してまでも、なりふり構わず共闘して安倍政権を打倒したい野党ですが、果たして安倍総理を阻止できるのでしょうか?
今回の参議院議員選挙では、今までと違ったところが幾つかあります。
選挙権18歳選挙
今回は昨年成立した選挙権年齢引き下げが適用される初めての選挙となります。従来の有権者に加え、18歳と19歳の若者が選挙に参加できることになり、その数は全有権者の2%を占めるということです。
この新しい有権者のどの程度が投票に行くのかはわかりませんが、初めて手にした権利でもある訳ですし、昨年来話題となった安保法制に関することを野党は争点として訴えていることも考えると、無視できない数の若者が投票する可能性があると思います。また、その若者への範を示す意味でも親や近親者も投票することも考えられるので、全体的に投票率が底上げされる可能性も否定できない気がします。
ある県では、期日前投票の投票率が前回の23回選挙よりも3ポイント程度高くなっているというデータがあるそうです。それらを見ても、投票率は23回選挙の52.61%を上回り55%+あたりまで上昇する可能性がありそうです。
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野党共闘による足かせ
冒頭にも言いましたが、今回の選挙は 民進、共産、社民、生活の4党が共闘して1人区での統一候補を立て、票の食い合いを避けて与党の議席増を防ぐと言う戦法に出ています。
しかも、その共闘を呼び掛けたのは共産党なのです。
どう考えても違和感の拭えない共闘ですが、目的は
- 安保法制の廃案
- 安倍政治の暴走を止める
と言う、何とも短絡的な目的としか思えません。しかも、廃案にした後のことはそれぞれの主張が違うのですから
廃案ありき=反対ありき
の共闘であり、もっと言えば
安倍憎し
の共闘であるとしか思えないのは私だけでしょうか?
憲法9条を死守して護憲一辺倒の社民党や、自衛隊違憲と言っている共産党、一方で自民党とは違うものの自衛隊も認め、ある程度の周辺事態への対応は認めている民進党と、その思想はバラバラです。
それでも、共産党は
「与党は共闘を野合と批判するが、その批判は当たらない」
と喧伝しています。どう見ても野合なのですけどね。
その共闘によって、本来もっと主張し支持を呼び掛けたい脱原発や他の政策については棚上げされ、それらについては
「とりあえず安倍政治を止めてから」
と言うお考えのようですが・・・。
選挙で自らの主義主張をしっかり訴えなければ、一体いつ訴えるのでしょうか?
「あれはあれ、これはこれ!」
とそのうち言い出すのではないか?と気になってしまいます。
失態もボロボロ
選挙期間に入ってからも野党の失態が聞こえてきます。まずは共闘の立役者である共産党のとあるお方が、防衛予算を
「人を殺す予算」
といってしまったと言うお粗末なお話。共産党の方々は実際にそう思っているのでしょうね。
そんな彼らが安保法制を廃案にしようと言うのですから。防衛予算がいつの間にか
「殺される予算」
にならないようにしてもらいたいものですが・・・。
もう一つは、もはや消滅秒読みリーチの社民党。選挙運動を公職選挙法で禁止されている場所で行ったということです。
しかも、元党首で社民党をダメにした張本人の福島さんまで・・・。
電車の中で名前のたすきをかけていたり、駅のホームで演説したり(社民党の他候補)と、いったい何を考えているのでしょうか?
しかも、福島さんは弁護士のはずです。法律は専門のはずですし、議員になって長いのでそんなことは百も承知のはずです。
公職選挙法では
(特定の建物及び施設における演説等の禁止)
第百六十六条 何人も、次に掲げる建物又は施設においては、いかなる名義をもつてするを問わず、選挙運動のためにする演説及び連呼行為を行うことができない。ただし、第一号に掲げる建物において第百六十一条の規定による個人演説会、政党演説会又は政党等演説会を開催する場合は、この限りでない。
一 国又は地方公共団体の所有し又は管理する建物(公営住宅を除く。)二 汽車、電車、乗合自動車、船舶(第百四十一条第一項から第三項までの船舶を除く。)及び停車場その他鉄道地内
三 病院、診療所その他の療養施設
と言う規定があり、今回の話はこのルールにバッチリ抵触しています。
こんな方が安保法制においては「戦争法」だとレッテルを貼り、デモに参加して
「憲法守れ!!」
と声高に叫んでいるのですからビックリですよね。
この方も結局は自分のことしか考えていないのでしょう。綺麗ごとで耳障りの良いことを言ってはいますが、何の根拠もなく説得力もない。そのことが今回のことでハッキリとわかりましたね。
結局与党が勝つのでしょう
マスコミが世論調査をしてはいますが、結局のところこんなことをしている野党を見ていると
なんだかんだ言っても、やっぱ・・・
と言う気になってきます。少なくとも、共闘した4党には絶対に入れたくありませんね。特に共産と社民は・・・。
ふたを開けたら与党勝利・・・っていうことになっているんじゃないか?と思ってしまいますね。
とはいえ選挙は投票してみないと最後までわかりません。投票日にはぜひ、しっかり投票に行っていただき、みなさんの権利を行使していただければと思います。特に新有権者である18歳、19歳の方々には白票でもいいので投票にだけは言ってほしいとお願いしておきたいと思います。