時代は確実に動いていると言うことを感じさせる顕著な出来事。それは
ジェネレーションギャップ
「そんな事も知らないの?」と思わず言いたくなりますが、時代が動いていると思って自分を納得させるしかないのでしょうか?
今回はその辺を調べてみました。
平成生まれが知らないであろうモノ(こと)
そんなジェネレーションギャップを最も感じるのは昭和世代と平成生まれの間ではないでしょうか?
最近では「ゆとり世代」なんてことも言われていますが、平成になって既に28年です。昭和の香りが色濃いモノやことを考えてみました。
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カセットテープ
カセットテープの思い出と言えば、お気に入りの歌手やアイドルが出演する歌番組の録音中に家族の声や生活音が入ってしまって
「ちょっと静かにして!!」
と、家族に怒ったことではないでしょうか?昭和生まれの人には当たり前のアイテムであるカセットテープも平成生まれの人には未知なる物体に過ぎません。
先ほどのエピソードも、ラジカセ(ラジオカセットレコーダーと言ったと思う)をテレビのスピーカーにくっつけて歌番組を録音したのですが、当然テレビの音以外も拾ってしまうので、後で再生すると家族の笑い声なんかも一緒に録音されてしまって使えないテープになってしまうことがありました。
平成28年現在では、カセットテープの再生機器を探すのも至難の業に近くなってきました。そのため平成生まれの家庭にはカセットテープ自体姿を消していきましたし、当然それを知るはずもありません。
しかし、そんなカセットテープが最近脚光を浴びつつあるんです。ドラマ「重版出来」の主題歌『エコー』を手掛ける人気ロックバンド「ユニコーン」がこの曲をカセットテープのみでリリースされる事が発表されたからなんです。
こういった動きを鑑みても確かにカセットテープリバイバルブームは来ていると考えても良さそうです。
レコード
もう一つは、同じ音源に関することですがレコード(レコード盤・プレーヤー)があります。
これも、アナログ音源であるがゆえに、デジタルのクリーンな音の良さを求めてCDへと移行しました。確か1980年代のことだと思います。
しかし、デジタルゆえのサンプリングレートや微妙な音の滑らかさなどが耳の肥えた音楽ファンからは不評で細々とマニアの間では使われ続けていました。
また、DJを中心にアナログレコードへの回帰も始まっており、アナログレコードで作品をリリースするアーティストも増えてきました。
レコード針も『ナガオカ』というメーカーが生産しており、完全に無くなった訳ではありませんし、レコードプレーヤーの値段も1万5000円前後で購入できる物もあるようです。
アナログにはアナログの良さと言うものがあるようで、デジタル世代にもそのあたりが認められたと言うことなのでしょうか?
公衆電話
10円や100円を投入口に入れると電話を掛ける事が出来た公衆電話。東日本大震災のときには,改めてその存在がクローズアップされましたが、現実はケータイが普及して町中から公衆電話が次から次へと姿を消しています。
最近では小学生がケータイを持たずに外出して迷子になったときに、困らないように公衆電話のかけ方を教えるなんて事もあるみたいです。
昔はタバコ屋さんやちょっとした場所に写真のような公衆電話が置かれていました。かなり古いものなのでダイヤル式です。当時は3分10円でかけられましたね。
その後は100円玉が入る黄色いタイプや、テレフォンカード使える緑色やグレー色のタイプなど、さまざまな公衆電話が出現しましたが、今やその存在を探すのにも苦労してしまいます。
災害時に優先的に繋がるのは公衆電話だということですけど・・・。
巨人戦は毎日放送
プロ野球中継が毎日放送されていたんですよね。特に巨人戦が全国ネットで中継されていました。巨人戦ですからキー局は当然日本テレビです。プロ野球が始まると、夜7時から9時までは必ずプロ野球中継だったんです。
現在では日本テレビの上層部が変わってしまい、視聴率重視路線に変更されたことと巨人に人気選手があまりいなくなり視聴率も取れなくなったことにより野球中継はほぼなくなってしまいましたね。
でも、全盛期は野球中継をするだけで視聴率20パーセントぐらいは取れていましたし、巨人は土曜日曜もナイターしかやっていない時代もありました。平成生まれの中には野球というスポーツも知らない人もいるかもしれませんね。
昭和64年
昭和64年が存在したことを知っていますか?実は1月7日までが昭和64年なんです。
そうなった理由は、昭和天皇が崩御(死去)したのが昭和64年1月7日午前6時33分だったんですね。そして、翌日の1月8日に元号が平成に改められたので、昭和64年であるはずの1989年は殆どが平成元年となるために、昭和64年が存在しないかのような認識になったのではないか?と思います。この時に平成と書かれた額を持って元号を発表したのが小渕官房長官です。
この他にも、アムラー、シノラー、チョベリグなどの言葉も流行りましたけど既に死語ですね。って言うか「死語」って言葉も死語かもしれませんけど、平成生まれにはいちいち説明をしないと理解されない言葉となりました。時代の流れは怖い物ですね。