「木更津キャッツアイ」や「吾輩は主婦である」などの爆発的作品を生み出してきた、脚本界の鬼才・宮藤官九郎さん。
彼の最新ドラマが、4月17日に始動しました!タイトルは「ゆとりですがなにか」。
なんだかコメディタッチなドラマかな?と思いこみそうですが、実はそれだけではない?1話からすでに考えさせられるシーンや、シリアスな終盤の展開には衝撃を受けてしまいます!
「くどかん」は、どこまで疾走するのでしょうか?1話のネタバレ感想です!
1話のあらすじ
癖のある展開が続きますが、なにか?
ある不思議な中年男性に、ゆとり世代だと言われてしまった29歳の坂間正和。
しかし、正和は自分の妹世代を「ゆとり」だと思っていた様子。……実際には、彼の言う通り、もう少し下の世代をゆとりというような気もしますよね。
そもそもドラマでは、正和よりも、彼の会社の後輩のほうが、ゆとり人物だったりします!この「ゆとり」後輩は、会社での飲み会の誘いを「だるい」と言って断ったりするのでした。さらに、仕事でもミスをする始末。自分もゆとり世代である正和すら、このゆとりすぎる後輩にはブチ切れてしまいます。すると、初めて真剣に注意された、と感動した様子を見せる後輩。
コメディだけかと思いきや、なかなかの人間的なドラマだなと思います。これに加えて、優しく指導したのに後輩女子からモンスターペアレントだと言われてしまう、頼りない新米教師の「山路一豊」。ぼったくりバーの集客をして正和と一豊をハメる謎の青年「道上まりぶ」。この2人もドラマに関わっていきます。
しかし……衝撃だったのは、1話のラスト!宮藤官九郎ぶしが来た!というワンシーンがスゴイです!
正和の「ゆとり」な後輩が、失敗を注意されたせいで、自殺してしまう?……と思わせられる展開が続くのです。目をキラキラさせながら、叱ってくれたことを感謝していたはずの後輩。彼が、なぜこんなことに?
個人的に思うのは、ゆとりは表向きの演技が上手いのかな、と。楽しくても辛くても、ひょうひょうと人生をのぼってきていきそうなイメージです。ゆとりは少し怒っただけで……とは、年配の上司が言いそうですよね。この自殺騒動は、そういうことなのでしょうか?
「くどかん」特有のコメディタッチもあるので、明るい作品か?と思いきや、意外にもミステリアス!さらに、シリアスに突入しそうなドラマの展開には驚きです!
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キャストが超豪華ですが、なにか?
夜の10時30分に放送されているドラマにしては、かなりビックリするほど有名な若手俳優たちをそろえてきています。
主演として岡田将生さんを念頭に、その仲間たちもかなり豪華キャストです!松坂桃李さん、柳楽優弥さんが、主要メンバーとして活躍していきます。トリプル主演といってもいいかも?
豪華すぎて、夜ではなく月9放送でもいいような気もしますね。この時間帯、ちょっと微妙な放送時間なので、視聴率が心配……。
しかし、おそらく、このメンツと宮藤官九郎のタッグなら、この時間帯でも見るファンは多いはず!そういう想定もあるのでしょうね。
「ゆとりですがなにか」は、なかなか個性的すぎるドラマでした!今回も宮藤官九郎ぶしが効いています!輝く人気俳優たちの活躍も楽しみですね。