災害等が起きると、テレビ局の体制としてリアルな報道をしようと各局が競って激しく損傷している場所ばかりを報道しがちです。実際に起きていることを事実として報道する姿勢には頭が下がりますが、場合によっては見ている側が何ともならないもどかしさを抱えながらテレビ画面に張り付いていることによって、悲惨な現状ばかりを見せられることで精神状態が保てなくなると言うことが起こったりします。
精神状態を保つ方法の考察
災害被災者に関しては正確な情報が必要です。何故ならそれが生死を分ける事に直結し、場合によっては取り返しのつかない状態となってしまうからです。
しかし、一方で当事者では無い我々は必ずしも詳細な情報を必要としない場合もあります。
もちろん、被災地域に家族や親戚、友人や知人がいるなどの場合は安否が心配で報道にくぎ付けになってしまうこともあるでしょう。
ですが、毎日長時間に渡って放送される被災地の状況や被災した方々の表情を見るにつけて精神的にまいってしまうことも起きてきます。
こう言った場合、どのように対応したら良いのでしょう?
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見ない事も選択の一つ
とかく日本のマスコミは他の放送局と少しでも違う映像を撮ろうとして、それぞれのテレビ各局は悲惨な映像を撮り続けます。確かに伝えることは必要でそれは報道の使命かもしれません。
しかし見る側はどうでしょう?
特に災害とは無関係でいる立場でありながら 映し出される悲惨な状況に
自分にはどうすることも出来ない
と罪悪感などを感じる必要はありません。それであれば思い切って
災害関連の報道を見ない
と言う選択を取ることも一つです。
そして、レンタルビデオや動画サイトで全く関係ない話題の物を探して時間を過ごすようにしましょう。そうすることで精神的な安定が得られるようであれば、それが一番最良な選択ではないでしょうか。
大人も少なからず精神状態に影響しますが、特に子供への影響を考えると深刻です。
見せないという事も一つの選択では無いかと感じました。
今自分が置かれた状況に改めて感謝する
とりあえず、自分が置かれた状況に改めて感謝しましょう。
人は自分の身に降りかからないことについては他人事になってしまいます。自分が今置かれた現状に感謝して、次に自分にとって何が出来るかを考えるようにしましょう。
現地に出向いてボランティア活動をする事がすべてではありません。例えば募金をする事でも良いですし、災害があった土地の品物を購入することでも経済に貢献したことになりますので、自分の出来る範囲から最もベストなチョイスをして行動するようにしましょう。
また、これを機会に防災について考え、備蓄品やラジオなど機器を買いそろえたり、設備が動くかどうかを確認することも大切なことです。
家族で話し合うことも必要かもしれません。災害時の集合場所や連絡方法などを確認しておけば、いざと言う時に役立つかもしれません。
この様に、被災地や被災者を思って心を痛めると言うのは人として素晴らしいと思いますが、それで自分自身にダメージが及ぶのは困ったことです。そうならないように、自身の精神状態をコントロールすることも考えていただければと思います。
それにしても今回の九州地震が起きて、改めて日本は地震列島だと感じました。