レッドツェッペリンというと、1970年代を席巻したイギリスのロックバンド所謂ブリティッシュロックと言われ、ディープパープルやビートルズなどと並ぶレジェンド的バンドとして知られています。
パクリ疑惑浮上
そんなレッドツェッペリンの代表曲の一つ『天国への階段』に、今更パクリ疑惑が浮上していると言うのです。この曲は、1971年に発表されたツッペリンⅣに収録されており、バンドやギターに興味を持った人なら一度は聴いたことがあるはずと言うぐらいの名曲です。
発表から45年も経過してなぜ今更?と、そんな感想を持ってしまいます。訴えられた内容は
1967年にスピリットというバンドが発表した「Taurus」の楽器演奏部分と天国への階段のオープニング部分が酷似している
と言うことです。
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似ることはよくある
コード進行やアレンジが似てしまうことは良くある話です。と言うのも、音楽を聴いて良い曲だと感じる曲は限られています。そのためどうしても同じようなコードパターンやメロディーラインのパターンが複数存在してしまうのは仕方の無いことです。
この手の話は日本でもあります。作曲家小林亜星氏が、同じく作曲家の服部克久氏を訴えた裁判がありました。
小林亜星さんの曲『どこまでも行こう』と服部克久さんの曲『記念樹』が似ている!盗作では無いか?
と最高裁まで争った結果、服部克久氏が盗作したと認定され裁判で負けてしまいました。
ネット時代だからこそ
音楽は使える音の数が限られているのでどうしても似てしまうことがあります。昨今インターネットが発達しているので調べてみれば酷似していると思われる楽曲は見つかります。しかし、その殆どは意図したものではなく、
たまたま似てしまった
と言うのが本当のところでしょう。それに、4小節までは盗作とならないと思いましたが・・・。
そんなこともあり、音楽に関わる者同士はたとえ似ていたとしても
グレーゾーンとして訴えない
のが暗黙のルールとなっているようです。アレンジによりどうにか目先を誤魔化している訳です。確かにもう新しいメロディーラインやコード進行パターンを思いついてもそのパターンは既に試したが使えない物とされているのかもしれません。
さて、このレッドツェッペリンの盗作問題の審理は5月10日に行われます。作曲したジミーペイジとボーカルロバートブラントはどう出るのでしょうか?興味を引くところです。
スピリッツの楽曲Taurus(URL:https://www.youtube.com/watch?v=xd8AVbwB_6E)
レッドツェッペリンの楽曲天国への階段(URL:https://www.youtube.com/watch?v=R294kdq_rZU)