2020年といえば東京オリンピックです。盛り上がっているのか?盛り下がっているのか?は空気感として感じづらくなってしまった昨今ですが、そんな中で「またしても!!」と言う驚きの事実が浮上しました。
神宮球場使用中止要請
その事案と言うのは、東京オリンピック開催期間5月から9月の5か月間の長きにわたり
神宮球場の使用を中止することを要請
してきたのです。
神宮球場はプロ野球ヤクルトの本拠地であると共に、東京六大学、東都大学野球などの試合が開催され、年間では470試合を実施している稼働率9割以上の日本一使用頻度の高い球場と言うことです。
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神宮球場のエピソード
神宮球場は、アマチュア野球の聖地でもあります。1978年の日本シリーズでヤクルトが優勝したにもかかわらず、大学野球の日程を優先し後楽園球場で日本シリーズを開催したと言うエピソードがあります。古くからの大学野球の舞台として使われてきた歴史ある存在であるがゆえに、今回の使用中止要請は大きな物議を醸しています。
因みに、神宮球場で行われる試合日程をざっくり見ると
- プロ野球:4月から10月でヤクルト球団の本拠地主催ゲーム
- 東京六大学:4月~11月
- 東都大:4月~11月
- 高校野球:7月、8月、11月
- 学童野球:8月
などがあります。最も影響を受けるのはヤクルトでしょう。5月から9月と言えば、シーズンの殆どの試合が神宮球場で観覧することが出来ないのです。
中止要請の理由とは
東京オリンピック組織委員会がこのような要請を行った背景は何なのでしょう?
幾つかの報道されている内容を見ると
- 野球以外の用途で使用したい
- 五輪開催期間中の警備等セキュリティーの問題
と言われています。しかし、詳細な説明は行われていないばかりか
中止に伴う代替会場や補償額など具体的な交渉
は一切ないと言う杜撰なものだそうです。
一体組織委員会は何を考えているのでしょう?
東京五輪は大丈夫なのか?
東京オリンピックはエンブレム問題や国立競技場問題、聖火台問題など杜撰な事実が多すぎる感じは否めません。今後事の推移を見守るしかないのかもしれませんが、組織委の運営資質には怒りを通り越してため息も出ないと言う感じでしょうか。
そんな状況を見ると
東京オリンピックは本当に開催できるのか?中止になるのではないか?
と思っている節が自分にはあります。確かにあと4年はありますが、この4年と言う時間はそれ程猶予のある時間ではありません。むしろ4年しかないと言う状況です。こんなバタついた状態では、本番もスマートに競技運営ができるとは思えないです。
確かに東京オリンピックとプロ野球の経済効果を比べればプロ野球のほうが圧倒的に低いですが、だからと言って中止要請は、安易極まる横暴と言うか、何も考えていない組織委員会に感じてしまいますね。
きっとこの件も尾を引くのでしょうね?
コメント
資材置き場に使うというハナシですが
五輪と比べて経済効果が低いとはいえ神宮の経済効果も普通に100億円規模
神宮の活動を停止するより他にもっと適切な場所があるように思います。
by nagato 2016年4月8日 2:54 AM
nagatoさん、コメントありがとうございます。
資材置き場ですか。他に方法はないのか?と思ってしまいますよね。
なんかやることなすことダメダメでため息もでないこの頃です。
by pikaichi716 2016年4月8日 5:39 PM