本日4月1日から電力自由化がスタートしました。今までは地域毎に9つの電力会社が電気を供給していました。しかし、東日本大震災で原発発電に不信感を抱かれ、電力自由化の気運が高まってきました。
電力自由化とは?
そもそも「電力自由化」とは一体何なのでしょう?
私たち消費者目線で言うと、言葉通り
電力を既存の電力会社だけでなく、他の企業から購入できるようになった制度
です。電気の送電方法は従来の電力会社が使用している送電線を使用するため、電力自由化により電力会社を変更しても、小売業者から問題なく電気を供給・使用することが出来ます。
スマホの楽天モバイルをイメージしてください。楽天モバイルは自社の通信回線を持っていないので、NTTドコモの回線を借りてモバイル事業を行っています。これと同じように新規参入した事業者も元々地域にあった電力会社の電線を使用して電力供給を行うので停電などの心配はありません。
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どうやって比較したら良いの?
インターネット上では価格比較サイトがすでにあるので、どれだ1ヶ月に電気を使用しているかを比較してみると良いでしょう。
しかし、比較サイトで比較した結果
他の事業者に乗り換えない方が得
と言う結果も見られます。ご自身の家族構成や電気利用状況をよく把握した上で実施されると正確なシミュレーションができると思います。
どれぐらいの事業者が参入しているの?
最も多い関東甲信地区では17社もの事業者がひしめきあっています。一例を上げると
- 東京電力(既存)
- 東京ガス
- ENEOSでんき
- 昭和シェル石油
- auでんき
- ソフトバンクでんき
などなど。今後も、参入を検討している事業者がいるかもしれないので、事業者は増えていきそうな勢いがある電気自由化です。
どんな工事をすれば良いの?
契約を交わした事業者の電気メーターと地元電力会社のメーターを付け替えるだけで工事は終わります。ですので大がかりな工事は必要ありません。先に説明した通り、新規事業者の電気も既存電力会社の送電線で送られてくるからですね。
しかしながら、まだまだ新しく始まるサービスのため、まだまだ模様眺めの状況が続いていきます。そのため今すぐ焦って契約を変更する必要は無いかもしれません。
しかし、とうとう電力も自由にいろんな事業者から購入できる時代が来たのですね。