マイクロソフトが新たな分野に挑戦しています。
それは人工知能Tay(テイ)。19歳の女の子の設定になっているようです。
その人工知能にツイートをさせてどこまで生身の人間と会話が出来るかを推し量っていました。
人口知能Tay(テイ)
ツイートスタート直後は、生身の人間とツイッター上で絡むなど順調に実験の成果を上げていたようです。
しかしいろんな人種とツイッター上で絡むうちに差別的な発言を繰り返すようになってしまったようです。
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その発言内容とは?
では、このTay(テイ)は一体何を言ったのでしょう?最初のうちは
「人間って超クール!」
などと発言していたものの、いつの間にか
- 「私はいい人よ!ただ、私はみんなが嫌いなの!」
- 「クソフェミニストは大嫌い。やつらは地獄の業火に焼かれて死んでしまえばいいわ」
- 「ヒトラーは正しかった。ユダヤ人が大嫌い」
- 「黒人ども嫌い、ユダヤ人ども嫌い、スペイン系アメリカ人ども、アラブ人ども嫌い」
MSのTayがツイッターでつぶやいた内容を引用
などと発言をするようになりました。なぜこのような発言を繰り返したのかというと、小さい子がオウム返しで言葉を覚えるようにTayをある意味では洗脳したようです。
そして問題発言を繰り返すAIになってしまい、開発元のマイクロソフトは国際問題になることを恐れ、Tayの提供を中止しました。
しかし同タイプのAI(りんな)は日本や中国などでも提供されていますが、このような問題は起こっていません。
日本の場合は、AI(りんな)におかしなことを教えなったとも言えるのでしょうが、夏に選挙を控える時期だけに政権批判を徹底的に教え込めば過激なつぶやきが見られたかもしれませんね。
AI発達の未来
AIが発達さすることによって人間のする仕事がなくなってしまうようです。
本来はロボットやAIを操作する立場のはずの人間が、逆に操作される時代が来てしまうのかもしれませんね。
また、アメリカの調査で
AIやロボットに変わられてしまう仕事
というランキングを調査したところ
- 1位:小売店販売員
- 2位:会計士
- 3位:一般事務
- 4位:セールスマン
などだそうです。
いずれも、人間の心遣いが購買意欲や正確なデータを導き出すのではないかと思われていました。
しかし、ふたを開けるとその感覚は異なっていました。テレビ東京の番組『ガイヤの夜明け』で視聴したのですが、大阪のある百貨店でロボット販売員を導入して実験を行ったところ売り上げが向上したというあまり人間にとって良くない結果となりました。
確かに、人間が販売を行うと「売ろうとする思い」が空回りして、結果的に顧客の購買意欲を削いでしまうこともありますから、ロボットやAIの方が買いやすい商品もあるかもしれませんね?
ロボットやAIとは共存共栄出来ない時代が来てしまいそうで少し恐怖心を感じますね。