2015年にソフトバンク入団が決まって日本プロ球界に復帰した松坂大輔投手。
フタを開けるとオープン戦3試合を投げただけで一軍登板はありませんでした。
今回は松坂投手を掘り下げます。
松坂獲得の是非
ソフトバンクは、2015年松坂大輔投手獲得に際して、フロントスカウト陣営は反対だったようです。
かつて西武ライオンズのエース投手とは言え、メジャーでのヒジの怪我が大きなマイナスへと働いていました。
しかし、王会長の鶴の一声で獲得が決まったようです。
フタを開けるとオープン戦のみの登板の後、筋肉疲労を理由に早々とファーム落ち。5月にファームのオリックス戦で一度だけ投げましたが、その後「右肩関節唇及び腱板」のスクリーニング手術を受けて2015年シーズンは一軍登板なしとなりました。
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契約金がけた違い
松坂大輔の契約金は
- 3年12億円
で1年あたり4億円。年間30試合投げる仮定すると1試合当たり1,333万円という事になります。
普通なら単年契約で8,000万から1億円位の年棒が妥当なところではないか?と思います。
少し年棒を上げ過ぎという感じは否定できません。また、この年棒については「複数年契約」の為減俸されることもないようです。
他の松坂世代は
松坂世代とは、1980年生まれの野球選手の事を指します。
この世代は現役を引退し、若しくは戦力外通告を受けたりしており、現在プロ野球界に現役として残っているのはなんと26名です。目立ったところではヤクルト館山、巨人杉内、村田等でしょうか。
チームには在籍していますが、怪我を乗り越え再びマウンドに返り咲く場合や、未だ怪我と格闘中という選手まで数多く存在します。
やはりプロ野球と関わり経年劣化があったと考えられます。
開幕ローテ除外の理由
松坂投手の場合は来年2017年シーズンが契約ラストシーズンとなります。
本当はどの程度投げられるのか?本当のところを知りたいところではあります。このまま終わってしまっては勿体ないと言わざる負えない状況です。
それらを十分に理解しているソフトバンク工藤監督は
「手術から半年しか経っていない。長めに見て急がせない方が良い」
と語っているように、しっかりと怪我を治して万全の状態を作り出し、その上でチームに貢献してもらいたいと言う意向を持っているようです。
「最後の1枠結果を残して勝ち取って欲しい」
とも語っていて、松坂への期待は捨てていないようです。
しかし、それは選手層の厚いソフトバンクだから言えることでしょう。それは即ち、松坂への逆風にもなり得ることですが。
3年契約とは言え、ソフトバンクも活躍しない選手を雇い続ける余裕はないでしょう。
今シーズンが松坂の正念場であり、工藤監督の言うように「万全の状態」を作ることができるかがカギとなりそうです。