マイクロソフトが、Windows10の無料配布を2015年7月25日に開始してからと言うもの、更新プログラムがインストールされるたびに
Windows10へのアップデートを勧めるアナウンス
がポップアップされるようになりました。
Windows10が更新推奨OSに
Windows10へのアップグレード。
開始当初は自身の意思でアップグレードを予約しなければなりませんでしたが、マイクロソフトは2016年2月2日に「推奨される更新プログラム」に昇格させました。これにより予約が不要となったようです。
マイクロソフトというと、OSに対価を付けてパソコンショップやネットで売る形を取ってきました。
しかし状況は一変しました。スマートフォンを考えればわかるようにグーグルが開発したアンドロイドなどは無償で提供されているなど、今やOSは無償と言うのが一般的となっています。
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OS無償化へ追随?
こういった状況に焦りを覚えたマイクロソフトは大英断に踏み切り、今まで値段を付けて売っていたOSを無料提供へと転換しました。配布を始めたころのWindows10への評判は芳しくなく、概ねインターネット上でクレームの嵐となりました。
まあ当然ですよね。そんなに簡単にネット環境やそれに付随するソフトが対応できるわけがないので当たり前の結果だと思っていたのですが、この状況にも関わらずWindows7とWindows8.1ユーザーに対してオプション更新プログラムとしていたものを更新推奨プログラムに引き上げるなんて言うのは、相当普及に焦っているので?と思ってしまいますが・・・。
勝手にWindows10へ
これによりWindows up dateを自動に設定している場合は
勝手にインストール
されてしまいます。ただしアップグレードでOSを変える前に
アップグレードを続けるか否か
の意思確認が行われます。
間違ってアップグレードしても31日以内なら元に戻す事が出来るよう設定されています。
万一勝手にアップグレードされたとしても戻す事も出来ますが、それが嫌だと言う方はご自分のアップグレード設定を確認することをお勧めします。
ちなみにですが、私自身は自分の意思でWindows10へアップグレードしましたが、一部のハードウェア(外付けHDDなどのUSB接続系)で不具合があり困った経験があります。発表されてから半年以上経過したので、サードベンダーの対応も進んできたかと思いますが、お使いのPCや外部接続機器、ソフトウェアによっては何が起こるかわからないので注意が必要と思います。
余計なお世話とも
確かに、使い勝手の良いOSはユーザーにとっては嬉しいものです。
しかし、従来のマイクロソフトは商売のためにOSを一定期間で新しいものをリリースし、古いOSのサポートを終了して半ば強制的に新OSへの移行を促してきました。
無償とは言え、押しつけがましい移行措置は
余計なお世話
と言われかねないと思うのは私だけでしょうか?
良いものは何時までも残すという事も必要なのではないかと感じますけどね。
今後は、今までのやり方どおり古いOSのサポートをどんどん切って行き、Windows10が最新のOSとなって行くはずです。
パソコンが売れないので一台のパソコンを大切に使ってほしい・・・なんて思ってはいないでしょうが、長きにわたり君臨したマイクロソフトも時代の流れには抗えなかった・・・と言うことなんでしょうね。