西武、巨人、オリックスで活躍した元プロ野球選手の清原和博容疑者が覚せい剤所持で逮捕されました。
「いつから使用していたのか?」などはまだわかっていない訳ですが、ある程度固まった証拠がないと逮捕状が出ないので容疑は確定しそうです。
清原の野球人生
清原和博容疑者は、PL学園で高校一年生の時から甲子園で活躍をし、言わば甲子園のスターでした。
しかし1985年のドラフト会議では、希望していた巨人に指名されることは無く西武ライオンズに入団することになりました。
歯車はドラフトで狂った
この時、巨人と清原との間で「指名する」という密約があったと言われています。
しかし、蓋を開けてみると巨人が指名したのは同級生だった桑田真澄。
これが清原和博容疑者の運命を少しずつ狂わせ始めた最初のターニングポイントになります。
1986年のルーキーイヤーこそ
- 打率3割
- ホームラン31本
をを打って新人王を獲得しましたが、その後はタイトルを獲得することはありませんでした。
Sponsored Link
念願の巨人入り果たすも
本人の念願がかなって1997年、清原容疑者は巨人へFA移籍し球界の番長と呼ばれるようになります。後輩の元木大介等とつるんで、プレーの面もそれ以外の部分でも話題を提供し、巨人を再び人気球団へと引き上げる活躍をしてくれました。
清原容疑者は
もっと大きい当たりを飛ばそうと取り組んだ肉体改造
によって上半身が大きくなりすぎ、これが裏目に出てしまい膝を痛めてしまいます。
これをきっかけに清原容疑者の野球選手としての寿命はかなり短くなってしまいます。怪我を抱えて満足にプレーが出来なくなっていく中で、2006年からオリックスへ移籍し2008年にプロ野球選手を引退しました。
この辺りは第2のターニングポイントと言えるでしょう。
黒い噂
その後は野球解説者として活動をしながら、タレント業でもメディアに露出する生活をすることになります。しかし、同時に清原容疑者には徐々に良くない噂が出始めるようになります。
それは、鋭い取材でスクープを撮り続ける週刊文春。最近良く聞く名前ですが
清原和博容疑者が薬物で体がボロボロである
という見出しで疑惑を追及したのです。その当時使用していた薬物は「ステロイド」ではないかと言われています。
ステロイドというと、一般的には皮膚科などを受診した際に処方される薬の中に含有されていることがあります。医師の指示通り塗布しているのなら問題はないのですが、無視して使用すると様々な副作用が出てしまう怖いものだそうです。
これについては「極秘入院」で終わっていましたが
薬物を使っている
という黒い噂が付きまといました。その流れの中で奥さんとも離婚し、家族ともあまり逢えない状態が続いていたようです。
遂に逮捕へ
今回容疑がかけられている覚せい剤の入手経路は
- クラブのホステスからではないか?
- 黒いつながりがあるのではないか?
と色々とあぶりだされそうです。また、自宅から注射器と覚せい剤が出てきたことから現行犯逮捕されました。
警察は長い時間内偵捜査を行った上での確信を持った逮捕劇だったようです。
2月3日現在、清原容疑者は尿検査を受けており、取り調べでも覚せい剤使用を認める供述をしていると報道されています。今後、容疑が固まり起訴と言うことになると、
初犯という事もあり、懲役刑は1年半ぐらいだが、3年程度の執行猶予が付く
とも言われています。
影響力のある方なので、執行猶予が付くのか?実刑が下るか?は注目されるポイントでしょうね。
プロ野球を引退してから人生が上手く行かない人が意外と多く、薬をやっていた元プロ野球選手となると江夏豊氏などが有名ですが、夏でも長袖を着ていたので清原容疑者同様薬物疑惑のあった人物でその噂は真実でした。
何が薬物に走らせるのかは本人のみぞ知る・・・と言うところでしょうが、世間の印象と同じく
とても残念だ
と言わざるを得ないのが今の心境ですね。