素敵な選TAXIは、2014年10月~12月にフジテレビで放送されたドラマ。
脚本をお笑い芸人の「バカリズム」が担当した事でも、話題を呼びました。
そしてもう一つのヒット要因は、竹野内豊さんが今まで演じたことがない新たな一面をこのドラマで演じ切った・・・と言うことでしょう。
春のスペシャルで復活
この「素敵な選TAXI」は全10話で視聴率9~10パーセントを記録していました。
近年のドラマでは概ね好調な作品と言って良いのではないでしょうか?
そして2016年の春に「スペシャルドラマ」として復活することになりました。いやぁ、嬉しいなぁ・・・。
毎週見てたんです。
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人生の分岐点へ
ドラマの内容は
人間の人生の選択肢を誤りやり直したいお客が竹野内豊演じる枝分が運転する選TAXIに乗車し
その分岐点へ戻ってやり直す
と言ういたってシンプルなものです。
しかし人生の選択をやり直しても、また新たな事件が起こってドラマの展開を面白くさせるギミックが用意され、思ってもいない方向へと進んでしまう・・・と言った人生の教訓めいたものも教えてくれるドラマでした。
バカリズムの脚本
ドラマを見ていて感じたこととしては
バカリズムというお笑い芸人はとても繊細である
という事。
その繊細な部分が枝分(えだわかれ)の中から滲み出ており、演技でも表現されているところがとても面白い部分だと感じましたね。
最近のドラマは現実が脚本を越えてしまい
妙にリアリティーを失っている
作品が沢山あるように思います。例え、ドラマの中で綺麗な世界を表現しても、視聴者にはフェイクに見えてしまうことでドラマを視聴してもらえないのかもしれませんね。
そういった意味では、「この素敵な選TAXI」と言う作品は
絶妙なバランスを保った作品
と言えます。それは何故かと言えば
ドラマの中で随所に出てくる細かいエピソードの積み重ね
であり、すなわち
選択肢を変えたところで結局は自分の人生で自分が選んだ選択は概ね間違ってはいない・・・
と言う結論に帰結するストーリー(私はそう感じてます)が、視聴者からの共感を誘ったのが要因かもしれません。
新しい魅力をアピール
主演を努めた竹野内豊さんにとってもプラスになった作品なのではないか?と感じます。
何故なら、2枚目の役柄を演じる事が多かった竹野内さんにあって、このような役はあまりなかった(私の印象ですけど・・・)ですから。
ある意味では「殻を破った」作品とも言えるんじゃないでしょうか?ちょっと大げさかもしれませんけどね。
タクシーの客に
「そこまで戻ります?このタクシーは時間を戻せるんですよ!」
とセールスする場面や
「一応、これを付けてください」
と無意味なゴーグルを客につけさせたりする演技には、コミカルな竹野内さんの魅力をアピールするに十分だったと思うわけです。
スペシャルドラマでは、どのようなストーリー展開が用意されているのか楽しみなところです。
放送は今春とだけアナウンスされていますので、判明次第追記したいと思います。
誰が人生の選択をするのか?にも興味が沸きますね。
いずれにせよ、スペシャルで復活する「素敵な選TAXI」が楽しみです!!