そこまで言って委員会NPの12月6日放送は「戦後70年総決算シリーズ」で
- 安全保障制度
- 社会保障制度
- 雇用制度
- 司法制度
- 教育制度
について考える内容でした。
識者として呼ばれたのが大臣経験者4名でしたが、なかなか面白く拝見させていただきました。
鳩山邦夫・元法務大臣
今回の出演者の中で、元法務大臣の鳩山邦夫さんが登場。この方は言うに及ばずですが、民主党政権時代に首相をされた鳩山由紀夫の弟でもあり、お兄さんに引けを取らないくらい話題を集めることで有名なイメージです。
一世を風靡した発言としては
「私の友人の友人がアルカイダなんですね。バリ島の中心部は爆破するから近づかないようにとアドバイスを受けた」
と言った、いわゆる「アルカイダ発言」などが有名なところではないでしょうか?
今回の番組でも、法務大臣時代に言われた
「死刑執行はベルトコンベアー式が良い」
と言ったことが取り上げられていましたね。
この鳩山邦夫さんは1976年から国会議員として活躍され、東大法学部政治学科を出た切れ者?とでも言いましょうか。別の意味で切れると言う話もありますが、何かと話題に事欠かない鳩山兄弟の一角と言うことでしょうかねぇ。
個人的にはそんなイメージで見ていたのですが、番組を見て少し印象が変わりました。
Sponsored Link
死刑制度について
死刑制度を実施している数少ない国の一つが日本なのですが、鳩山邦夫さんが法務大臣時代に執行した人数は13名だそうです。
ご本人は
「20名くらいは執行すべきだった。そんなことを今も反省している」
と発言されていました。
死刑制度の可否について触れるのはやめておきますが、鳩山邦夫さんにはそう言えるだけのポリシーがあったのです。
それは
「被害者遺族の心情に配慮した。遺族のためになるべく早く執行しなくちゃならんと思った。」
と言うことでした。
日本の場合、被害者へのケアなどがとても足りていないと言うことで、死刑を執行する場合でも書類を見ていると
「本当に悪い奴が死刑判決を受けたということはわかった」
と述べておられますし、さらに
「死刑執行ベルトコンベアは書いてないけど、(刑事訴訟法)半年以内に執行しろっていうのは、そういう意味ですよね。それを法務省ですらね、訓示規定だからやんなくてもいいみたいな解釈をしているのはけしからんよ。」
と言う発言の趣旨も説明しておられましたので、なるほどと感じた次第です。
さらに感銘したのは
「遺族には1年間で上限120万円の補償しか出ない。でも、犯罪を犯した方は収監されてもそれなりに良いごはんを食べられるのはおかしい」
と言った話。そうだなぁと思いました。
そんな話を聞いて、鳩山邦夫さんと言う人のイメージが少し変わりましたねぇ。
兄とは言葉が通じない
これは番組で冗談のような話ではありますが、司会の辛抱さんが
「この間の韓国で、例えば、兄ちゃんどうして土下座したんだとか、そんな話にはならない?」
と聞かれた鳩山邦夫さんが
「しない。ことばが通じませんからね。朝昼晩と言うことが変わるんですよ。だから。」
と言うことをおっしゃっています。
だから・・・に続くのは
「だから宇宙人なんです」
とでも言いたかったのでしょうかねぇ?
総理大臣にはなりたくない
鳩山邦夫さんは、お兄さんのように総理大臣にはなりたくないそうです。
理由は
「面倒くさそうじゃないですか!失敗すれば宇宙人だとかなんだとか言われるじゃない」
ですって。
最後に、辛坊さんから「お兄さまにおっしゃりたいことがあれば」ってフリに対しても
「元気にいてください」
って感じで返しておられました。
同じ兄弟でも、やはりそれぞれってことでしょうね。
今日は見てて面白かったですね。