朝鮮半島がキナ臭くなってきましたね。
北朝鮮が施設したとされる地雷の爆発で韓国軍兵士2人が重症を負った事件の報復として韓国が復活させた音声放送による攻撃。
これを中止するように警告していた北朝鮮が8月20日に放送用スピーカーに向けて攻撃を行い、韓国軍も応戦したと言うことですが。
朝鮮半島は戦時
ここに来て北朝鮮の動きが活発になってきたように思います。
何かと不穏な情報が伝えられる北朝鮮ですが、内部崩壊が始まっているから統一が近いと韓国の朴大統領が言ったと言う話も流れていましたから出方に注目していたのですが仕掛けてきた感がありますね。
何しろ朝鮮半島は今も「戦時」ですからね。私のブログでは何度も言っていますけど・・・。
金正恩第一書記が準戦時宣布
北朝鮮の金正恩第一書記は、前線地域に対して「準戦時状態」に入ったと宣布したそうですが、これについては緊張を高めるための常套手段だと思いますけど、今回については
韓国軍が11年ぶりに再開した北朝鮮に対する非難放送を22日夕方までにやめなければ、「軍事的行動を開始する」と通告
したとのことです。既にスピーカーに向けて攻撃を行っていますが、韓国側も放送を止めるつもりはないようですから、22日夕方以降に北朝鮮がどのような動きに出るのかが注目されます。
本当に攻撃するのか
北朝鮮による「準戦時状態」は1993年2月にも宣言しています。
その時は核拡散防止条約(NPT)から一方的に脱退を宣言していますが、今回はスカッドミサイルやノドンの発射準備態勢も整えているとのことなので懸念が高まりますね。
現実問題として、韓国では米韓合同軍事演習が行われている最中ですから、北も迂闊なことは出来ないだろうと思いますが、そこは金正恩さんのこと。正直何をするのか計り知れません。
本当にスカッドやノドンをソウルに向けて発射する・・・なんてことが起こらないとも限りません。
もちろん、そうなってしまえば北朝鮮も崩壊してしまうことになるでしょうが・・・。
少なくとも、このまま黙って緊張を高めるだけではなく、何らかの軍事攻撃が行われるのではないか?と思います。
と言うか、金正恩さんにはお父さんやお爺ちゃんのようなしたたかさはないでしょう。思い込んだらそのまま行ってしまうんじゃないかと危惧しています。
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韓国の打撃
韓国も反撃出来るように朴大統領司令の下で万全の体制を敷いていると思われますが、経済問題も含めて様々な問題を抱えている上に戦闘状態になれば影響は計り知れません。
こうなれば頼りは在韓米軍と言うことになりますが、アメリカが
「出ない方がいいんじゃないかなぁ」
と遠回しに牽制していた中国の抗日勝利70周年記念行事に参加するようですし、もしかしたら軍事パレードにまで参加するような話も聞こえています。
日本の集団的自衛権に対しても強硬に反対していましたが、在日米軍が韓国へ向かう場合は日本政府の承認が必要と言うことになりますから困ったものです。
これまでの朴政権政策が全てにおいて裏目になってしまう事態になってしまいますね。
それでなくても、中国発世界株安でダメージを受けている韓国経済は相当に深刻な状態です。戦争をやっている場合ではないのです。
戦闘が起これば、中国人でさえ観光で韓国へ行くのは止めるでしょう。本当に事態は深刻になります。
22日の夕方以降に注目です。
何事もないことが一番ですが、非常に心配にさせる出来事ですね。