戦後70年を迎え、以前から注目されていた安倍首相の70年談話が発表されました。
それには、過去の村山首相談話などでも用いられた「侵略」の文言や「お詫び」が入れられていました。
安倍首相談話に共感
いろいろな受け止め方があるでしょうが、私は率直に今回の談話には非常に「共感」しました。
今回の談話では批判の的にもなりうるかもしれませんが、やはり今までの歴史を客観的に見つめて述べた点は大いに評価できると思います。
なぜ戦争に至ったのか
私はいつも
「なぜ戦争に突き進まなければならなかったのか?その状況や背景などを客観的に見なければ、真の不戦の誓いは出来ない」
と考えています。
ここ最近のテレビ番組を見ても、戦争に関係するものが多く放送されていますが、その殆どは
「戦争は悲惨だった」
「戦争は地獄だった」
「日本もこのような酷いことをしてきたのだ」
と言った体験や主観に基づくものが多いですよね。感情に訴えることは出来るでしょうが、論理的に考えるには要因となった事例が少なすぎだと感じます。
学校で習ったとは言え、それらを実際の出来事と紐付ながら検証することが大切だと思うのですが、そのようなテレビ番組は少ない(最近は見かけない)と感じます。
今回の談話では、表面的ではありましたが世界情勢と日本の置かれた立場、そしてその時の日本が取った行動などの結果として戦争と言う道に進み、多くの日本人はもとよりアジア諸国や近隣諸国への多くの犠牲を強いる結果になったことに言及していました。
Sponsored Link
戦後日本の立場
戦後日本が取り組んできた非戦の思いと、それは今もこれからも堅持されることを明確に述べた点についても好感が持てました。
特に、謝罪や反省と女性問題(慰安婦など)についても触れられたことにより、日本の立場をより明確に示したのではないか?と感じます。
この点は、談話発表以前は
「侵略と言う表現はされない」
「お詫びはしないのでは」
と言われていましたが、結果的には良かったのではないでしょうか?
安倍首相の心の声を表したとすれば
「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」
と言う文言でしょう。私もその通りと思いますし、そうなるべきであると思います。
その為に、この戦後と言う時代に対してしっかりと区切りをつけることが必要だと思います。
及第点
騒がれた割には、とてもまともで及第点をあげられる談話だったのではないかと思います。
現在審議中の安保関連法案に絡めて
「どこまでが本心か」
「言葉より行動が大事」
などと批判されそうな気もしますが、談話の内容が日本の立場を表しているのは間違いないでしょう。
それを冷静に受け止め、安保関連法案が戦争法案なのかと、周囲の情勢なども見ながら冷静になって判断する必要があると思います。
ある意味、安倍首相も大きな決断をした談話だったのではないか?と思います。
私は、とても良い共感できる談話だったと思いました。
コメント
大共感です。
by takada-kenji 2015年8月25日 1:40 PM
takada-kenjiさん、コメントありがとうございます。
共感いただき恐縮です。
by pikaichi716 2015年8月25日 5:22 PM