朴槿恵(パククネ)大統領の妹である朴槿令(パククンリョン)氏が日本メディアとの特別対談で親日的な発言をしたと話題になっていますが。
朴槿令の発言
朴槿令氏が日本メディアのインタビューで
- 日本は慰安婦問題について、天皇を含め4度も公式に謝罪した。日本に謝罪を要求し続けるのは不当
- 靖国神社参拝問題については内政干渉。悪い人だから墓参りに行かないというのは人の道に反している
と発言し、これを聞いた韓国国民(の一部?)は当然のことながら激怒しています。
朴槿令氏は姉の朴大統領についても
- 父親の朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領に対する親日騒動のせいで、日本に対して強硬な立場を取るようになった
とこれまでの反日外交や告げ口外交の裏に隠れた大統領の心理を語ったとされています。
しかし、これは本心なのか日本に来たから話を合わせた「リップサービス」なのか?と額面どおりには受け取れませんね。
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朴正煕元大統領
朴正煕(パクチョンヒ)元大統領は言うまでもなく朴姉妹のお父さんです。
元々は日韓併合時代の日本軍士官であり、日本の教育によって出世することが出来て評価していた人物です。
韓国大統領時代には日本との交渉を経て日韓基本条約を結び、日本から莫大な賠償金を受け取って「漢江の奇跡」と言われた経済発展を遂げたと言うのは有名な話です。
この時の条約締結において
「徴用工や慰安婦に対する賠償は韓国政府が行うので、日本政府は一括して韓国政府に賠償金を支払って欲しい」
と言ったのもこの朴正煕元大統領。すなわち朴槿恵大統領のお父さんが行った仕事です。
しかし、その後は暗殺されると言う不幸な末路を辿るわけですが、それをそばで見ていた朴槿恵大統領がトラウマになって親日を封印したのかもしれません。
それが、自身の反日政策となって表れていると言うことを、今回のインタビューで妹が暴露した形となりました。
そのまま聞けばマトモ
インタビューでの発言は、私たち日本人からすれば至極真っ当な意見として捉えられます。
何を置いても日韓両国間の懸案事項は1965年の日韓基本条約によって
両国間の財産、請求権一切の完全かつ最終的な解決
が確認されているので、それを後からあれこれ屁理屈をつけて賠償を要求したり謝罪を要求すること自体がおかしいと感じるのですが、かの地ではそうならないのが常識です。
それなのに
「何度も謝罪要求するのはおかしい」
と平然と言って見せたり、
「靖国参拝は内政干渉」
と言えるのは、ある意味命知らずか狂気か?と思わずにはいられません。
当然ながら、かの地ではこの発言が報じられて国民は大激怒していると言うことですが。
真意はどこに
今、朴槿令氏が反感を買うことを承知でこのような発言を日本メディアに対して行ったのには大きな理由があると考えざるを得ません。
既に姉の朴大統領が「未来志向外交」へと舵を切り始めている一方、韓国経済は窮地に立たされています。
日本の嫌韓ムードも一向に収まる気配もなく、このまま両国関係は改善の兆しすら見えてこない状況を打開するための布石なのではないか?と思えます。
言わば、姉のために妹がひと肌脱いだと言った感じなのではないでしょうか?
ただ、それが効果を発揮するかと言われれば疑問符を呈さざるを得ないと思います。
マトモな発言ではありますが、真に受けると後からとんでもないものが出てくる可能性もあるので、話半分以下が丁度よろしいのではないでしょうか?