年末の恒例行事とでも言いましょうか?
今年も「日本レコード大賞」と紅白歌合戦の時期になりました。
昔は12月31日だった
この「日本レコード大賞」。昔は12月31日に放送されていました。もちろん生放送です。
少しレコード大賞について調べると(以下、以下、Wikiより引用)
『日本レコード大賞』(にほんレコードたいしょう)は、1959年に始まった日本で最も有名な音楽に関する賞である。略称は「レコ大」(レコたい)。英語表記は「THE JAPAN RECORD AWARD」(ザ・ジャパン・レコード・アワード)。
主催は公益社団法人日本作曲家協会、後援はラジオ東京(KRテレビ、現TBS)である。
とあります。12月31日に開催・放送されていたのは1969年から2005年までの間。2006年からは12月30日に変更されて現在に至っています。
パトカー先導の大移動
レコード大賞が全盛の時代、1980年代頃だったと思いますが、「レコ大」に出演した歌手が紅白に出場する際には「僅か9分」での移動が必要でした。
これは、レコ大の終了が20時51分で、紅白の放送開始が21時ちょうどだった時代のことですが、当時の紅白は出場者全員がオープニングに参加する義務がありました。
レコ大に出演した歌手は物理的な移動を伴ったことから、なんと「パトカーで先導」して渋谷公会堂まで移動したとか、コース上の信号を全て青にして通したとか、数々の逸話があります。
今では、開催日も違いますし紅白も19時スタートながら「自分の出演する時間に居ればよい」とされているそうですから、仮に同日であったとしても曲順等の調整ができればこのようなことは起こらないでしょうね。
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周洛をたどる
全盛期から比べると、現在は見る影もない・・・と私などは思ってしまいます。
それもメディアの形態や情報の伝達方法が大きく変わったからでしょうね。
楽曲のセールスは、純粋に「レコード売上」や「CD売上」だった頃に比べて、現在はネット配信など多様な方法で音楽を聴くことができます。
プロアマを問わず、自身でこれら媒体に楽曲を載せて配信することもできます。
また、「恣意的な審査結果」であると言われた時代もあり、芸能事務所の力やメディアとの関係なども大きく賞に左右することが白日の下にさらされてしまったとも言えるでしょうね。
そのため、賞を辞退するなどの現象も見られるようになって「権威」はどんどん下がって行ったのでしょう。
今年も噂では「西野カナ」さんが大賞受賞で決まっているそうですからね。噂ですが。
暮れのイベントとして見れば
とは言え、暮れのイベントとして見れば「日本の文化」として歴史あるイベントだと思います。
歌番組がめっきり減ってしまった中で、今も存続している貴重な歌番組として、今後も続くことを願っています。