先の衆議院議員選挙で惨敗した小沢さん率いる「生活の党」ですが、衆議院2人、参議院2人で最低国会議員が5人必要としている「政党要件」を満たせなくなった。
そこへ無所属だった「山本太郎参議院議員」が新たに生活の党に入党、同時に党名も変更されて
「生活の党と山本太郎となかまたち」
になったのですが、これは一体何なのでしょうね?
政党交付金目当て?
政党であるには「政党要件」を満たす必要があります。
- 所属する国会議員が5人以上
- 直近の国政選挙での得票率が2%以上
のいずれかの要件を満たした政治団体が「政党」として認められます。
要件を満たせば衆院選の小選挙区と比例区の双方への重複立候補ができますし、小選挙区での政見放送も可能となります。
政党交付金の対象にもなり、利点が多いと言えるでしょう。
国会で活動するには「政党」であることが重要だろうと思いますが、政党交付金の算定基準は1月1日時点となっていますので、
この動きは「数合わせ」と「政党交付金目当て」に映ってしまいます。
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山本太郎議員
「生活の党」に入党したのですから、双方の政策に折り合いがついたのか別の利害があったのでしょう。
ちなみに山本太郎議員のオフィシャルサイトで政策を見ると
- 被爆させない
- TPP入らない
- 飢えさえない
の3つが掲げられています。
一方、「生活の党」のオフィシャルサイトでは
- 脱原発
- 消費増税凍結
- 非正規雇用の是正
などが記載されています。
パッと見は双方十分折り合いがつく方向性に見えますね。
でも、ホントに大丈夫なのか?
揚げ足取りになってしまうかもしれませんが、以前「そこまで言って委員会」に山本太郎さんが出演していた時に
「竹島はあげたらよい!」
などと言って大ヒンシュクをかっていたんですよね。マジメに考えているのか、はたまた突拍子すぎるのかロマンチストすぎるのか?
天皇陛下への直訴問題も記憶に新しいところですが、「ホントに大丈夫ですかぁ?」と言ってあげたくなります。
小沢さんも終わったね
別にここで書く必要もないんですが、「小沢さんもそんな選択をしなくちゃならないほど追いつめられているのか?」と思うと、
「もう終わったね」
と思います。もう活躍されることも裏で仕掛けて暗躍することもないでしょうね。
当面は安倍総理の独壇場で政治が進みそうですが、ホントは野党のみなさんにも頑張って欲しいんですけどね。