5月病ならぬ6月病と言うのがあるんだそうです。
何となく聞いたことはあったんですが、みなさんは6月病について知っていましたか?
6月病とは
6月病と言う病気は正式にはありません。これは5月病も同じです。
医学的には
「適応障害」
に分類されるもので、簡単に言うと急激な環境の変化に対応できないために心や体が悲鳴を上げると言う病気です。
6月病の症状
心や体が悲鳴を上げると言いますが、具体的にはどの様な症状が表れるのでしょう?
体の不調
- 便秘・下痢・腹痛
- めまい
- 吐き気
- ひどい肩こりや頭痛
- 疲れやすい
- だるい・体が重い
- 寝付けない
- 眠れない(熟睡出来ない)
- 朝起きられない
- 食欲がない
などの症状はありませんか?
心の不調
- 落ち込む
- 不安や焦りを感じることが多い
- イライラすることが多い
- やる気が出ない
- 何事も面倒で億劫になる
- 判断力が低下
- 集中力が低下
- 物忘れが多い
- 自分の興味があることさえ楽しくなくなる
なんてことはありませんか?
これら「体の不調」と「心の不調」が多く当てはまった方は6月病の可能性があります。
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6月病に至る原因
6月病も病気ですから原因があります。正確には「適応障害」と言う病気ですから、そちらの原因を調べました。
原因となること
原因はストレスです。その要因は
- 仕事のストレス
- 家庭のストレス
- 恋愛のストレス
- 学校のストレス
- 病気のストレス
など日常生活で考えられるものは全て当てはまると思われます。
特に仕事などの場合では職場の人間関係や仕事内容の変化、異動による環境変化などが挙げられます。
家庭の場合では夫婦間の不仲、両親との関係や育児、教育の問題、経済的な問題や引っ越しなどによる環境変化が考えられます。
この様な日常生活に潜むストレスや環境の変化が元で起こるストレスが原因となって適応障害に至る可能性があります。
適応障害になりやすい人
次のような方は適応障害になりやすいので注意が必要です。
- 相談や支援してくれる人がいない
- 孤立した環境にある
- 多忙な環境にある
このような「周囲のサポートを受けにくい環境にある」方は適応障害になりやすいと言えます。
6月病対策
原因やなりやすい条件(環境)を見ると、大きな環境変化(引っ越し・単身赴任・進学・就職など)によって孤立感や孤独感が深まると発症してしまうと言えそうです。単純に「これが対策」と言うことは出来ませんが、大切なのは
- 周囲に友人や仲間を作る
- 困った時に相談する相手を作る
- 辛いことをためこまない
- 気分転換の趣味を持つ
などによって、大きなストレスを受けないような生活環境を維持することが必要ではないかと思います。もちろん、新しい環境でそんなに上手くいかないと思いますが、その場合は家族や旧友など今までの人脈を生かして電話やメールなどでコミュニケーションを図り、決して孤立しないと言うことが大切なのだろうと思いますね。
治療法
治療法としては
- ストレス耐性を上げる
- 周囲によるサポート
- ストレスの軽減
- 薬物療法
などがあるそうです。
ストレスに強くなることと、ストレスを上手く受け流すための周囲からのサポートを受けること、適度にストレスを軽減するための考え方や息抜きなどを行うこと、それでも難しい場合に対処療法として薬物を使用すると言うことになるようです。
5月病との違い
5月病も6月病も基本的には「適応障害」とされています。従って同じことですね。
人によって5月に発症するケースが「5月病」と呼ばれ、大型連休でリフレッシュすることで一旦は回避出来たものの6月に発症してしまうことで「6月病」と言われているみたいです。
特に新入社員や進学して独り暮らしを始めた学生さん、単身赴任したお父さんなどはお気を付け下さい!!