オダギリジョーさんご夫妻の次男が亡くなった絞扼性イレウス(腸閉塞)ですが、その治療や検査、入院した場合はどの程度の期間が必要なのでしょうか?
イレウス患者データ
イレウス患者のデータを調べてみました。
患者の年齢分布
イレウスを発症する患者の年齢分布を調べてみました。
調査対象患者数:187人
- 29歳以下:5人(2.7%)
- 30~39歳:6人(3.2%)
- 40~49歳:12人(6.4%)
- 50~59歳:12人(6.4%)
- 60~69歳:33人(17.6%)
- 70~79歳:52人(27.8%)
- 80~89歳:54人(28.9%)
- 90歳以上:13人(7.0%)
となっています。データを見る限りでは年齢が上がるに従って患者数が増えています。
この患者のうち、手術による治療を施したのが全体で77人となっていました。41.2%(半数弱)が手術が必要な症例となる可能性があると言うことですね。
平均入院日数
イレウスで入院した場合の平均入院日数です。
- 平均在院日数:13.3日
- 手術あり患者の平均在院日数:17.0日
- 手術なし患者の平均在院日数:11.2日
手術した場合は約3週間、手術しない場合だと2週間程度の入院が必要と言えそうです。
診断検査の方法
イレウスの診断には次の方法が用いられます。
- 聴診
- X線(レントゲン)検査
- 血液検査
- 超音波検査・CT検査・造影検査
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予防方法
予防することはできませんが、生活習慣に気を配ることで最低限の予防措置となります。
- 暴飲暴食を避ける
- 消化の悪い物(山菜・海草・こんにゃく等)を大量に摂取しない(特に開腹手術後)
- 体調の優れない時は消化の良い物を摂取する
- 規則正しい生活、食生活を心がける
- 十分な休息を取る(疲労を溜めない)
まとめ
以上のデータからわかったことは
- 患者は年齢が高い方に多い(年齢が高い方が開腹手術などの経験者が増加するからだと考えられます)
- 治療期間は手術した場合が3週間、手術しない場合でも2週間程度は必要
- 診断方法は聴診・X線・血液検査・超音波検査・CT検査・造影検査で行う
- 予防は生活習慣に気を配ること
でると言えます。
どのような病気も日頃の心がけが大切と言うことですね。
お互いに気をつけましょう。