統一地方選挙が終わりましたね。
驚くほど投票率も低かったそうで、もはやこの流れは止められない危機感を覚えますが。
支持されない民主党
4月12日投票・開票の統一地方選挙で民主党が予想どおり?の惨敗となりました。
枝野幹事長は
「微減ながらほぼ現有を維持できた。平成24年12月の衆院選のマイナスから再出発して、4年前の現有にほぼ近い議席が取れた。この2年余りそれぞれの地域ががんばってくれた」
とコメントしていますが、これはハッキリ言って負け惜しみにもなりませんね。
特に大阪市議会や鹿児島県議会では議席がゼロになるなど、とても「現有の議席が取れた」と捉えられる結果ではないでしょう。
岡田代表で結果は決まっていた
この結果については1月の党代表選で岡田さんが選出された時から予想していました。さらに、岡田さんが枝野さんを幹事長に、代表代行に蓮舫さんを選んだ時点で
「民主党は改革する気がない!」
と世間は判断し「民主党には何も期待しない」と言う流れが固まったと考えれば当然の結果で言えるでしょう。
なぜ支持されないのか
では、どうしてこんなに民主党は支持されなくなってしまったのでしょう?
今さらながらに考えてみました。
統制が取れていない
とにかく、民主党と言う政党は統制が全く取れていませんよね?党代表選挙の時もそうでしたが、何かをすると必ず「抵抗勢力」が出現します。そもそもが別々の政党だった人たちの寄せ集めで作られたんですから仕方ないのかもしれませんが、思想や政策の考え方などが内部統制されていません。党としての政策を出したとしても違うことを言い出す人が必ず出てくるので信用出来ませんよね?
耳触りの良いことしか言わない
政策にしても何にしても、基本的には
「耳触りの良いことしか言わない」
のが民主党。政権時代もそうでした。
理想をぶち上げてまい進するのは良いとしても、キチンとした裏付けもなく「思い込み」だけで国民に政策を訴え、蓋を開けたら金がないから増税と言うようなことがありましたね。「コンクリートから人へ」とか「最低でも県外」とか。
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批判しかしない
民主党政権時代、自民党が政権へのスキャンダルを持ち出して国会が空転したなどと言うことを経験済みのはずですが、やっていることはそれと全く同じです。当時は野党だった自民党を批判していたはずですが、それさえも忘れてしまったんでしょうね。
スキャンダルなどで攻撃するのではなく、対案付きの政策論議で「本当の政権を担える実力がある野党なんだ」と言うところを見せてもらいたいものですが、それがないから信用出来ないのです。
人材がいない
そして最後は
「人材がいない」
と言うことに尽きます。
何をやるにしても同じか「見たことある」顔ぶればかりです。
崩壊は止まらない
このまま崩壊へと突き進んで行くことは、もはや止められないでしょうね。
来年の参議院選まで民主党が残っていたとしたら、そこで息の根を止められることになるんじゃないか?と思いますが。
もはや存在感も存在価値も薄らいだ民主党には誰も期待していないことが明らかになりました。
まともな政党になるためには、本当に解党的な出直しを国民目線で行わない限り無理でしょう。
国民はポーズではなく「本気の行動」で判断します。よくよくご検討いただきたいものです。