TBS系金曜夜10時から放送されていたドラマ「ウロボロス この愛こそ、正義」が3月20日で最終回を迎えました。
ウロボロス最終回の感想
原作も知らなければ最初から見たわけでもないのですが、3話くらいから見始めたら結構面白くてそのままはまってしまいました。
いつもなら原作を見たりもするんですが、今回はドラマだけの展開を楽しみたくて一切の情報なしでそのままドラマを見続けました。
そして迎えた最終回は意外な結末でした。
金時計の男
金時計の男は誰なのか?
9話の最後で警視総監である北川が登場し正体を明かしました。
その続きで最終回が始まり、
「私が結子先生を殺した」
「まほろばを設立した張本人だ」
と告白します。しかもイクオは北川の実の息子でした。
北川の過去も壮絶で、小学生の頃家族を殺された体験を持っていました。
その犯人がイクオの母である竜崎の父親だったのです。
しかし、運命とは皮肉なもので、その母親と恋に落ちた北川は竜崎の素性を知って一緒になることを断念するのです。
イクオは、幼い頃に父親である北川とキャッチボールをしたことや、まほろばに連れてこられたことが記憶として残っていましたが、結子先生を殺した犯人の顔は覚えていませんでした。
しかし、それは覚えていなかったのではなく思い出したくなかったんだと気付き苦しみます。
まほろばの秘密
まほろばが何のために作られたのかについては9話で小夏が暴露していますが、北川の口からもそれが語られました。
- まほろばは一部の有力者・権力者の子供らの臓器バンクであったこと
- 孤児として生きることで、成長して社会で問題を起こすよりも有力者の身体の一部として生きることの方が良いと言う思想
親はわが子のために人の道をはずれることすらいとわない。何よりそれが正義だと力説する北川。
そんな北川に復讐するためにイクオと竜哉はこれまで人生を賭けてきたのです。
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衝撃の結末
北川を殺すのか?それともそれを阻止されるのか?手を下すのは竜哉なのか?
いろいろと想像させられましたが最終回では北川宅に押し入って妻と子供を監禁し、北川を待ち受ける竜哉にイクオがまさかの合流。
まほろば設立の理由や結子先生が殺された日のことを聞いた後イクオは
「なんで俺をまほろばに入れたのか?」
と北川に訪ねると
「愛していないからだ」
と言われて激高するのです。北川を撃とうとするした所へ監禁されていた北川の息子が拳銃を持って現れ
「お父さんを許して下さい」
と懇願するのです。それをなだめに行った竜哉は息子ともみ合い腹部に銃弾を受けます。
すぐさまイクオが息子を撃とうとしますが竜哉が止めるのです。
「やめろ!お前の弟だろう」
と。
イクオはその時銃を撃っているんですが、北川の肩を打ち抜くだけで済みます。
負傷した竜哉を抱えてイクオはまほろばへ戻って行くのです。
まほろばに着いたイクオは既に息絶えている竜哉を部屋に入れ、自ら拳銃で頭を打ち抜き死んでしまう・・・と言う結末でした。
スッキリしない終わり方
いろいろ感想はあると思いますが、私の感想は「スッキリしない」でしたね。
面白いドラマでしたが、自分たちが死ぬと言う結末は予想外でした。
竜哉が一人背負って北川を殺して死ぬ・・・と言うくらいは予想していましたが、イクオが死ぬなんて。
そういう意味では予想を裏切った結末で良い出来だったのかもしれませんね。
最後にまほろばでイクオの遺体を見た日比野美月がかわいそうでした。
2人には出来れば幸せになって欲しかったです。
毎週見ていたドラマがまた一つ終わってしまいました。
最近はハマるドラマが少ないので、次回も面白いドラマを作ってくれることを期待したいと思います。