第87回選抜高等学校野球大会の1回戦注目カードに挙げた2つ目の試合
浦和学院(埼玉)-龍谷大平安(京都)
の試合分析を行って見たいと思います。
両校データ比較
まずは、両校の秋季大会公式戦データを比較してみます。
浦和学院 | 龍谷大平安 | ||
---|---|---|---|
試合数 | 14 | 8 | |
勝ち数 | 13 | 7 | |
勝率 | 0.92 | 0.875 | 浦和学院 |
打数 | 431 | 247 | |
安打 | 137 | 74 | 浦和学院 |
二塁打 | 24 | 15 | 龍谷大平安 |
三塁打 | 4 | 7 | 龍谷大平安 |
本塁打 | 3 | 2 | 互角 |
打点 | 74 | 34 | 浦和学院 |
三振 | 37 | 42 | 浦和学院 |
四死球 | 51 | 36 | |
犠打飛 | 33 | 15 | 互角 |
盗塁 | 10 | 16 | 龍谷大平安 |
失策 | 8 | 12 | 浦和学院 |
打率 | 0.316 | 0.300 | 互角 |
長打率 | 0.411 | 0.441 | 龍谷大平安 |
出塁率 | 0.365 | 0.369 | 互角 |
投球回 | 117 | 68 | |
被安打 | 92 | 50 | 互角 |
奪三振 | 69 | 61 | 龍谷大平安 |
与四死球 | 42 | 27 | 浦和学院 |
失点 | 24 | 18 | 浦和学院 |
自責点 | 21 | 12 | 互角 |
防御率 | 1.62 | 1.59 | 互角 |
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打撃面は互角
このカードもデータだけを見て行きます。
試合数の差があって見たまんまと言うわけにはいかないものの、単純にチーム打率は浦和学院がやや優勢。
長打率では龍谷大平安に分があると言えますが、両チームともに「豪打」と言うイメージではないようです。
データを見れば見る程「似通った」感じがするのは私だけでしょうか?
四死球を絡めた高い出塁率で、盗塁などの機動力を生かして犠打で得点すると言うスタイルに見えます。
ただ、「当たればデカい」のは龍谷大平安かもしれません。
投手力も互角だが
次に投手です。
こちらもデータを見ると互角と言えます。
チーム防御率もほぼ同じですし、自責点を見ても1試合平均に直せば互角でしょう。
龍谷大平安は秋季大会を高橋投手一人が投げていますから出来不出来の影響が気になります。
浦和学院も江口投手が核になります。こちらも江口投手の出来次第と言う感が否めません。
投手力においても「がっぷり四つに組む」闘いになりそうです。
守備は浦和か
守備面においては失策の少ない浦和学院に分があると言いたいですね。
と言っても、大きな差となる訳ではなく僅かな差でしかありませんが。
14試合で8失策の浦和学院と8試合12失策の龍谷大平安だと、1試合に1失策する龍谷大平安に不安が残ります。
やはりミスが試合の行方を決めてしまいそうです。
カードの見どころ
実力も戦い方も似たチームではないか?と思います。
見るポイントは
- 両投手の出来
- 投手攻略の攻め方
- 龍谷大平安の守備
と言うことになりそうですね。
とにかく、投手の出来次第では非常に荒れた試合になる予感もします。
両行とも実力のある優勝候補ですから、見応えのある試合展開を期待したいところです。
この試合は3日目第3試合です。