フジテレビの月9ドラマ「信長協奏曲(コンチェルト)」も終盤に入ってきましたね。
原作は石井あゆみさん。(小学館ゲッサン連載)
このドラマに主演の「小栗旬」さんも、役にはまって良い味出していると思いますが、みなさんはいかがでしょうか?
信長ってこんな人?
織田信長と言えば、
「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
が知られていて、どちらかと言えば「非情」なイメージが一般的なのではないか?と個人的に思う訳ですが・・・。
この「信長協奏曲」では違います。
実は、信長は現代からタイムスリップした勉強のできない高校生だった。
しかも、病弱で織田家の行く末を案じた本物の信長は、自分と瓜二つの高校生(サブロー)に
「自分の代わりに信長として生きてくれ」
と織田家を託し、サブローが信長として天下取りを目指すお話なのだからイメージと違うのも仕方ないのかも。
ところどころにタイムトラベラー
さらに、ドラマの中には史実どおりに様々な人物が登場する訳ですが、そんな歴史上重要な人物の中にも
「現代からタイムスリップした人」
がいると言うのが見てて面白いしある意味「マンガ」として楽しくみることができる仕掛けかな?と思います。
美濃の「斎藤道三」(西田敏行)も、実は現代で警察官をしていたのが戦国時代に飛ばされてきた?のだったって言うのは笑えます。
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時代を飛躍させる種としての役割?
そんなことはあり得ないとはわかっているのですが、このドラマを見ていると
「実は史実の信長も現代人がタイムスリップしたとか時空を超えた人格変異があったとか?」
と思わずにはいられない気がして来ました。
それは、信長が成し遂げた数々の功績が当時の常識や発想力では到底成し得ないことばかりだからです。
「うつけ」と呼ばれたのは、当時の人が当時の常識では理解できないことをするからであり、形容する言葉がなかったための表現として使われたのではないか?
「兵農分離」にしても、当時は領民(農民)が戦に出るのが常識であったならば、それをあえて壊すようなことは出来ないはずでしょう。失敗したら自分が破滅するかもしれないのですから。
「楽市楽座」にしてもそうですよね。人と物の流れを自由にして商売も自由にするなんて、なかなか出来る発想ではないと思いますね。
戦国の世ですから、基本は「リスク」を先に考えた上で「メリット」を得るための手段を選んだと思うんですが、誰が来るかもわからないのに「行き来自由」なんてあり得ない・・・と個人的に思ってしまいます。
勝手な妄想ですけど、戦国時代に日本が飛躍するための種を植えるキーマンとして信長の奇異(当時としては)なる発想者が生まれ、それを取り巻く人物の中にも似たような発想者が送り込まれた(タイムトラベルにしろ人格変異にしろ)のではないか?
それを強く感じてしまうドラマですね。
今後の展開が興味深い
いずれにしても、ドラマも終盤にさしかかっています。
今後の展開と、最終回に「本能寺の変」が描かれるのか?が気になるところですね。
映画ストーリー予測記事はこちら「信長協奏曲「続きは映画」。そのストーリーを予想してみました!!」