節分になると、今も豆まきをされる家庭が多いと思います。
ある団体が調査をしたところによると、節分に家で豆まきをする家庭は調査全体の60%だったと言うことです。
節分の日は10軒に6軒から
「鬼は外!福は内!」
と聞こえてくる計算ですね。
豆まきの困りごと
でも、豆まきをする場合にいろいろと困ることもありますよね?
地方によってもいろいろと作法が違ったりするようなので一概に言えませんが、そんな対処法を調べてみました。
豆は何を使うのがよい?
まずは豆の選択。
豆まきって言うくらいですから、豆を用意しなくてはいけません。
でも、豆ってまいた後で食べるんですよね?
3秒ルールは通用しないって言われている昨今ですから、家の中とは言え一度まいたものを食べるなんて・・・と言う潔癖症の方もいることでしょう。
市販の炒った豆を使う
最もポピュラーなのは、スーパーやコンビニなどで売られている豆まき用の炒り豆。
買って来たらすぐに巻くことが出来ますから手間いらずです。
でも、まいた後で掃除をしなければならない・・・とか、まいた豆を食べる・・・と言うのが気になるところ。
私なんかは部屋にまいた豆ならば、そのまま拾って食べることに抵抗はありませんが、最近はやたら「抗菌」とか言って抵抗力もない人が多いのかもしれません。
どうしてもまいた豆が食べられない・・・と言う場合は、予め食べるための豆をまく場所を決めておけばどうでしょう?
そこにシートなり何なりを敷いておいて、食べるための豆をそこにまいて確保しておくのです。
その後、家中を回って豆をまいてから確保しておいたスペースから歳の数(もしくは歳の数+1)だけ拾って食べると言う方法。
普通に絨毯た畳の上なら問題ないと思いますが、潔癖症の方はこの方法をご検討下さい。
落花生を使う
もう一つの方法は落花生を使うことです。
これも広く知られた方法ではありますが、前述の調査では全体の20%弱の方が落花生を使っていると言うことです。
この方法であれば、先ほどの潔癖症の方でも殻つきなので家の中にまいた落花生をそのまま拾って食べることが出来ますね。
ちなみに、落花生を食べる時の数え方ですが、殻つきで1個と数えます。中に何個はいっていてもまいた単位で1個だそうです。
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豆まきはいつやる?
豆まきはいつやるのが良いのでしょう?
相手は「鬼」です。
「百鬼夜行」って言葉もあるように鬼は夜出没するとされます。
従って豆まきは「夜」に行うのが正しいと思われます。
正式な作法では、その家の家長が豆まきを担当することになるので、一般的には「お父さん」が代表して家中をまわって豆まきをするのがあるべき姿となります。
ですが、今は豆まきもイベントの一つとなっていますので、無理にお父さんに頼らずとも、ご家族みなさんで豆をまくのがよいのでは?と思います。
ただし、家中の厄を払い福を呼び込むと言う気持ちを持って行うことが大切でしょうね。
鬼の役は必要か?
子供の行事では誰かが鬼に扮して、みんなが鬼に向かって豆をぶつけることになります。
これは、目に見えた方がわかり易いからだと思いますが、実際に家で行う場合はそうもいきませんよね?
鬼の役を引き受けてくれる方がいればそれでも良いですが、本来は特段鬼の役は必要ありません。
「魔」と言うのは目に見えないから怖いのです。
それに向かって豆をまき、邪を払い福を呼び込む「儀式」ですからね。
お父さん、無理に鬼の役を引き受ける必要はありませんよ。
外にまいた豆の始末は?
節分の翌日は、家の周囲にたくさんの豆が散らばることになります。
これは綺麗に掃除しておくのが当たり前かな?」と思います。
厳密に処理するとなると、神社などでお焚きあげなどをしてもらえば良いのかもしれませんが、そこまで神経質になる必要はないでしょう。
むしろ、まいたままにしておく方が
「別にこのままでいいだろう」
と言う心に魔が入る隙を与えることになると思いませんか?
綺麗に掃除をすることも邪気を払うことだと思って綺麗にしましょう。
ご近所さんから文句も言われないでしょうしね。
と言うことで、「節分あるある」みたいな話になりましたが参考になりましたでしょうか?