4月24日に放送された「ゆとりですがなにか」の第2話。今回の放送では、
怒られただけで死んでしまった?
と思われたゆとり世代の後輩が、実は生きていた!?という衝撃の展開でした。しかも、その後は、その後輩が強烈な個性を持って主人公を叩きのめしに来ます。一体、なんなのこのドラマ?これはもう
「コメディ&時たまシリアス」路線なだけではない!
そんなドラマになりそうです。しかも、脚本家はあの宮藤官九郎。1話のラストごとに何かが起きそうな予感もしてきました。
先の恐ろしさも感じる2話のあらすじと、その感想を書いていきます!
2話のあらすじ
死んでなかった!しかもイラッとする後輩が、ラスボスなの?
主人公である坂間正和(岡田将生)は、「ゆとり世代」と言われる若者です。本人は「俺は違う」と自覚なしですが、けっこう甘いところも多い今どき男子ではある様子!
しかし、さらにゆとりすぎる人物がいます。それは、彼よりもっと年が若く、職場の後輩である山岸です。彼、チャラすぎてイラッと来ますが、どこか憎めないのですよね。その後、あまりに仕事をなめている(?)後輩を見て正和は、ゆとり世代ながら注意と指導をしていきます。一件落着と思いきや、大事件が発生。この後輩、電車に飛び降り自殺をしたようなのです!
しかし……慌てて病院に行ってみると、正和の勘違いだったことが発覚します。ちなみに、この後輩ですが、水族館で遊んでいる姿をフェイスブックに投稿しているぐらい、けっこう元気でした。正和にとってイラッと来る後輩でしたが、だんだん憎いだけのブラックな存在になってきていますね、彼。この先も出てくるのでしょうか?
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ちなみに、彼だと思われて死んでしまったのは、正和と同じゆとり世代の若者。自殺の理由は、パワハラや厳しすぎる仕事環境が関連していた模様です。ゆとり世代(と勝手に呼ばれるほうもかわいそう?)って、実際はかなり被害者なのではないかな?と考えさせられるシーンですね。ゆとり世代を作った上の世代こそが、「ゆとりを与えなさすぎ」ている状態なのかもしれません……。
しかし、正和はそんなことよりも、その中でただ1人だけ泣いていた彼の上司に目を向けます。同情しつつも、しかし正和は自分の後輩が無事だったことのほうが大事だということに気づいてしまいます。後輩はイラッと来る存在だけど、やっぱり心配だったのですね。身内以外の他人はどうでもいいと思ってしまう自分に反省もしていますが、それはしょうがないことでしょう。そもそも正和は、知らない他人に同情できるだけでもスゴイ良心的ですよね。ゆとり世代って捨てたもんじゃないよ、そんな言葉が出てきそうです。
しかし、正和はそんな風に心配してあげた後輩・山岸に、なんと切り捨てられてしまいます。
「正和にパワハラされたから辞める」
と会社にLINEを流してきたのです。正和は、おかげで「謹慎処分」を受けるのでした。正和は落ち込むものの、恋人や仲間に励まされて立ち直ろうとします。
しかし……ある日、後輩は訴えるとばかりに逆ギレ。土下座まで正和に強要するのでした。なんかこの後輩、怖いですよね。これ、ゆとり世代じゃなくてただのヒステリー人物でしょ!とつっこみたくなります。逆ギレというより、面白がって正和をいじめているようにしか見えないのですが、実際はどうなのでしょうね?もちろん、土下座なんてしませんでしたが、正和は後輩の山岸に「お前を叩きのめす宣言」をされてしまうのでした。
なんか思ったより怖いドラマでしたが、なかなか「おもしろ」な展開です。
このドラマ、何路線で行くのか?
「ゆとりですがなにか」には、コメディタッチな会話もよく出てきます。
このドラマ、何路線なのでしょうか?
時たまシリアスだったり、ちょっぴり感動シーンもあったり。ゆとりについて考えてしまうようなシーンも出てきますよね。宮藤官九郎さんって、「木更津キャッツアイ」もそうでしたが、
このドラマって何路線を狙っているの?
と思うものが多い!何色にも染まらないドラマを作る人とも言えますが。コメディあり、深いテーマあり。ちょっと舞台っぽいのかも?
「このドラマ、何路線?」の答えは、シリアスコメディが1番しっくりいきそうですが、なんかちょっと違う気も。たぶん、個性的すぎるのが原因でしょうね!
「個性派ドラマ」としても他のドラマと競い合っていけそうです。
怖いドラマ、最近、多くないですか?しかも、その手のドラマってかなり人気出ますよね。人間の「裏面」を追い求めるのが人の性?なのかもしれませんね。