「ビートたけしのテレビタックル」が4月より日曜日のお昼に放送枠を移動させることが解りました。
長年キャストを入れ替えながら生き抜いてきたこの番組が、日曜昼に移動する理由はなんなのでしょうか?
ビートたけしのTVタックル
テレビ朝日系の「ビートたけしのTVタックル」は、時事問題をベースにしたトーク番組として1989年にスタートしました。
当時は「どーする?!テレビタックル」と言うタイトルで関口宏とのW司会体制でしたが、ビートたけしに圧倒されて段々発言機会を失ったためか関口は番組を降板しました。
1991年4月から現在の番組名となり、ビートたけしを中心に政治家や弁護士などをコメンテーターに迎え入れ、
- 政治を全く違った角度で掘り下げ
- ニュース番組とは違った切り口
で、視聴者につまびらかにしてくれるイメージがあります。
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2度目の枠移動
TVタックルは元々月曜夜9時に放送していたのですが、放送開始から26年目の2014年4月に現在放送されている時間である月曜夜11時15分に移動しました。スポンサーが撤退し予算がないと言う噂も囁かれていたようですが真偽の程は?です。
それからは
- ビートたけし
- 阿川佐和子
- 大竹まこと
というゴールデンタイム時のメンバーを中心とし、若手芸人をレポーターに迎えて通常ニュース番組が踏み込まないところに切り込んでいくスタイルに変えて行きました。
また、パーマ大佐、厚切りジェイソンなどの若手を続々と起用。気になる現場にレポーターとして派遣する「体験レポート型」を取り、スタジオでその問題を弄りそれなりの結論を出していくスタイルへと変わって行きました。
本来ならばゴールデンタイムでも十分勝負出来たコンテンツでしょうが、そこは何かしらの「大人の事情」があったのでは?と言うところでしょうか?
日曜移動の理由
今回の発表では、2016年4月から日曜日の昼間に枠移動すると言うことですが、この放送枠はサンデースクランブルというワイドショーが放送されていました。この番組も3月で終了し、その後釜となるようです。
他局では、TBSの老舗番「アッコにおまかせ」が同時間帯に放送されています。また、日本テレビ、フジテレビ系列は地域により放送している番組が異なる「ローカルセールス枠」と言われる時間帯となり、系列局がどう対応するのかは不透明です。
ただ、扱う話題によっては相当な勝負が出来そうで、あわよくば「アッコにおまかせ」を駆逐すると言う思惑もあるのかもしれません。
移動の実態としては、TVタックルの後釜に座るのが元大阪市長の橋下徹と羽鳥慎一による新バラエティ番組(タイトル未定)と言うことなので、古館降板後の報道ステーションと連携しての視聴率確保策ではないか?と見るのは穿った見方でしょうか?
いずれにしても「たけしのTVタックル」は、テレビ朝日にとって手放せない重要なコンテンツだと言うことなんでしょうね。
コメント
最近のタックルは古い話題を朝日に都合の良いタレントまがいの議員等でワイドショーまがいになってしまい、新聞と地上波テレビしか見ない考える能力が無い視聴者のみ相手にしている世にも下らない番組になりましたね。結果、今日の放送で長年の習慣から、卒業します。ますます地上波テレビは縁の無い物になりました。
by 北村陽子 2017年4月9日 12:45 PM