アルペンルートは19mの雪壁!除雪方法は今も昔も職人技!

富山県の本格的な春を告げる「立山黒部アルペンルート」が4月16日に全線開通しました。

今年は例年以上に雪が多く、目玉の「雪の大谷」では19mにも及ぶ雪の壁が出現し驚きの光景を見せています。

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驚くべき除雪技術

この「立山黒部アルペンルート」ですが、毎年100万人の観光客が訪れる人気の観光地となっています。近年では国内はもとより台湾や中国、韓国などからの来訪者も多くなっていますが、今年は北陸新幹線が開通したこともあって関東方面からの観光客が多くなるのではないかと思います。

最も有名な「雪の大谷」では雪の壁が19mにも及ぶ絶景を見せています。

では、この除雪はどのように行われているかをご紹介します。

除雪方法とは

まずは除雪後の写真をご覧ください。

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雪原に出現した細く黒い道ですが、これが除雪されたアルペンルートの様子です。

この状態になるまでに1月半から2月かかるそうです。

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こちらは雪のない時の光景です。

目印の設置

まず、雪のない時期(秋)に道路の目印となる6m~9mの丸太ポールを立てることから始まります。

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昔はこのポールだけが頼りだったそうですが、今はGPSを使用して精度を高めています。

パイロット除雪

実際の除雪作業はまだ厳冬の1月下旬から始まるそうです。

パイロット除雪とは、道路の中心に沿って目印を付けることを言います。これは、ポールの目印やGPSを使って行われます。

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ブルドーザーで1m程度の深さで道路に沿って除雪されて行きます。

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1車線除雪

次の工程が1車線除雪です。読んで字のごとく「1車線分」の除雪を行います。

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ブルドーザーで1.5mほどまで掘削していき、その後ロータリー除雪車で投雪して1車線分を確保します。

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2車線拡幅除雪

次の工程は幅を2車線分にまで広げることです。

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バックボウで両側の壁を崩し、それをロータリー除雪車で雪壁の外へ雪を吹き飛ばしながら拡幅して行きます。

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その後、更にブルドーザー2台併走による雪壁の切り下げを行って最終的に道路が露出することになります。

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20mに迫る鉛直な雪の壁を作り上げるにはGPSはもちろんですが、現場で働く作業員の高い技術がなければ決して実現しないものです。

GPSが無い時代では、全て人のカンに頼ったまさに「熟練」した作業員頼みだったのです。

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作業員の技術も一緒に見てほしい

今年も6月上旬頃までは「雪の大谷」が見られると思います。

その素晴らしい景色だけでなく、それを作り上げるために日々努力していた作業員の方々による芸術作品として、ぜひ雪の壁を見ていただきたいと思いますね。

 

より多くの観光客の方が「立山黒部アルペンルート」を訪れ、大自然と人の力のコラボレーションを楽しんでいただきたいと思います。

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